パリ、現在、過去、未来

『パリって本当に綺麗な街並ですね。でも何処も同じ感じね、迷子になっちゃう』
と聞くと『そー?統一されてるけどどこも違うけどな、目かっぽじって見てみ。』と思います。そしてここに連れて行ってあげたくなります。
パヴィオン ドゥ ラルセナル。
中世から現代、未来に向けてのパリの建築物の博物館です。地図、写真、フィルム、模型、デッサンなどをふんだんに展示してあるので楽しいです。
 
今やっている面白い物。
巨大画面のグーグルマップでパリの2020年の様子が見られる。
上から見ていると、操作している人が下手だと酔っちゃいそうでした。
この2020年のパリのグーグルマップはネットでも見られます。
私がこの博物館で一番感心してるのは、この椅子のシステム。
軽い折りたたみ椅子がいくつか配置してあるスタンドに収まっていて、お客さんはその椅子を持ち歩いて、ゆっくり見たい所、好きな所に座って落ち着いていられる。
 
 
 
建築コンクールの参加者の作品も展示してあったります。
パリとその郊外の建築に関することなら何でも聞いて!という博物館。
これから建てられる予定のアパートの模型をみても、美しくて感動しちゃうって事は無いのですが、こんな所に住んだらどんなに快適なのだろう?と我が家のミシミシ、ガタガタアパートを思いやりました。
この100年以上経っているアパートは手入れが大変なんです。
20年又は25年に一度、この様に外壁をぼったくり専門業者に洗ってもらわなければいけません。
なので、古い建物も真っ黒なままでなく色白に保っているわけです。
 
 
 
貧乏なローマ辺りは、洗わないのでどこも建物が真っ黒で汚くて、暗ーい街並だと思います。
PAVILLON DE L’ARSENAL
21 Boulevard Morland 75004 Paris