ブログで、あんな恥を告白したお蔭で皆さんに大変ご心配をお掛けしたようです。『言いたくなかったらいんだけど、どーしたあの子』とか『あなたからそのうち言ってね、あえてこちらからは聞かないから』なんて言われました。『何のこと?』と首を傾げて惚ける私を見る目は哀れみ一杯です。
バカロレア発表の日、息子はのんびり起きてきて、いかにも発表を見たくないといった様子のぐずぐず加減で学校へ出かけていきました。イヤイヤな感じの背中に、『即、即電話してよ、今から10分後に連絡がなかったら母さん見に行くからね』とプレッシャーをどばっとぶっ掛けときました。
もちろん、はなっから見に行く気などなかった私の携帯に連絡が入ったのは1時間以上もたってから。それもSMSで。評価付きで合格したという疑わしい内容。今一度よ~く確認してから再度知らせよ!と返事をしました。それに対する返答なし。その後数日経ってから見かけた息子に、結果はどーだったの?と聞くと、もう言ったでしょ。ホッと安堵していいはずなのに、私の頭はムラムラと怒り、落胆で満たされました。あんなに呆けていないで、きちんと勉強していればもう一つ上の評価を取れたのに!あの大タコが!
バック不合格を確信していたので、合格となるとその確信やら心積もりが崩れ、妙な方向へ気持ちが向かったようです。
今やいい高校とはバック合格率100%は当たり前、どんだけ評価付きで合格するかが決めてになっています。
面白いアンケートがあります。2015年のバック合格者で評価付き率が高いファーストネームは女の子はジョゼフィーヌ、ディアンヌ、アポリンヌ、アリス、アリックス、ガブリエル。男の子はテオフィルがだんとつ。一番ダメなのは、アニッサ、ブライアンだそうです。息子の友達達を思い浮かべると頷く物があります。
私としては、何とかニュージーランドかカナダ迄の航空券を買うことで頭が一杯だったので、今後の息子の進学先の事など全く考える隙もありませんでした。それにすっかり興味も無くなってしまったので、好きにせよと放っておきました。
早めに仕事が終わり、翌日の仕事の準備をしに向かっていた私の携帯に珍しく息子からの電話。『XXX学校の登録書類にサインが必要なんだけど』『XXX学校?何それ?ともかく帰ってからね。』『うん、でも17時までに持って行かなきゃならないんだけど』時計は15時30分。『たっっわっけ~!!!』と1言、電話を切り、予定変更、家へ向かう間も何故、どーしてあの子はあーなの?????
いやいや子供の変な事は全て親の所為、私の所為と懺悔をしなが地下鉄に揺れていました。