つけっぱなしのテレヴィの前を通りかかりましたら、着物姿の日本人女性が映っているではありませんか。
はて何かしら?とそのまま座り込んで見てしまいました。
ミックス結婚の特集をしていました。
ミックス婚とは、国籍だけでなく、宗教、民族の違いも絡んで複雑困難極まりない事態です。
肝心の日本女性は、旅行先のボラボラ島で、そこで働いていたフランス人と仲良くなり、仲良くなり過ぎて家に帰ったら子供が出来ているのが分かりました。
運の良いことにそのフランス人は真面目で、彼女が『妊娠したわ』と告げても、『本当に僕の子かい?』なんてすっとぼけないで、きちんと母子をフランスへ呼び寄せました。
失業者の彼は彼なりに精一杯頑張って、親子3人の生活を成り立たせようと努力しているようです。
テレヴィでは、ルポルタージュとして、母子がパリに着いた時のご対面の様子を映しているのですが、日本女性の反応の仕方があまりにも淡白で物足りなく、私もケーッと思ったんですが、よく考えてみれば我々日本人はこのような反応の仕方をするんですよね。
何ヶ月ぶりかの愛する人との再会なのに、顔をぐちゃぐちゃにして喜びを表す訳でもなく、人の流れを妨害しているのも気にしないで、抱き合ってぶっちゃーと固まってる2人という、フランス人なら必ずなる光景は見られません。
1回だけ嫌々ほっぺにキスをさせてやった、という接触だけ。
そうそう、このホッペチューの挨拶はめんどくさいと思うのはやはり私が日本人だからでしょうか。
パリですと、ホッペの左右にチュチュと2回です。ところが田舎に行くと地域地域で回数の決まりがあるんですよ。
3回とか4回とか、習慣が違う者同士がホッペチューをする時は結構ギクシャクします。
通常3回の人が通常4回の人とする時、3回したら離れようとするんですが、4回の人は、まだぽっぺを突き出してきて、『あたしゃ4回よ』言い張ります。すると3回の人は『あーそうなの、ほんだば。』とすっかりリズムが狂った4回目のホッペチューをします。
こんな事を会ったときと別れる時にしなければなりません。
2,3人なら良いんです。ちょっとしたパーティーにはすぐ15人20人になります。
じゃねって言って立ち上がってから、玄関出るまで30分はかかります。
それに田舎のおじさん達はひげ面が多いです。もうあたしのか弱いホッペはヒリヒリ赤くなってしまいます。
ですから空港での日本女性の反応は分からなくもないですが。彼のご両親に会ったりしてる様子も映ってるのですが、彼女はほとんど表情がない。
感情が薄いのかと思い気や、自分達のルポルタージュを実況中継のスタジオでずーと涙しながら見ているところを見ると、感情豊かなようなのに。
でもこれも良く外国人から我々日本人は言われることです。
『何考えてんだか分からん顔つき』こういうことなんかと我が事として今頃になって反省。
2人の意思疎通がお互いあやふやな英語という大きなハンディーを乗り越えて、幸せになってくだい。
国籍の違いなんて屁でもないと思うのが、宗教の違いの結婚。
これは重いです。番組でもキリスト教徒の女性とイスラム教徒の男性の結婚を取り上げました。
この場合、本人達でなく家族の問題になるのでややっこしいです。
テレヴィのこのカップルの家族は理解を示し、スムーズに結婚できたんですが、遊びに来た婿にハムやらサラミを出してる、嫁の実家の家族の無知ぶりには悲しくなりました。
実は私も失敗したことがあります。
ユダヤ教の仲のいい友達と家で食事をした時です。
彼らは厳格ではありませんが、決まりは尊重しています。
日本人がいくら洋風に暮らしていて家には醤油や味噌なぞないのざます。と言っても靴を履いて家の中歩くのは気持ち悪いというのと同じ感覚で、豚や海老は食べないと体が決めています。
そこんとこは充分気をつけたんです。メインが終わり、良かった良かった気に入ってくれたとホッとして、では、とチーズ出したら、モゾモゾし始めました。
何、どーした、なんかヘマした?と聞くと、お肉を食べたら、乳製品は食べちゃいけないんですって。
要するに親子丼の感覚はいかん!ということか。
こうやっていくつになっても学ぶことはあるんですね。
フランス人以外の人達が集まると、決まって楽しいフランス人の悪口大会が始まります。
でもあーたの奥さんフランス人じゃないの、と言うと。『いや家のは母ちゃんだから』とか『うーん、アレはピエールよ』とか全くの個人なんです。
彼らの間には国籍の違いが無いんです。ここまでいってるカップルは長続きします。
人がこのような視点で人と接すれば、世の中もっと広くなるでしょうね。
フランスは世界で一番国際結婚が多い国だそうです。
ミックス結婚
パリ暮らし
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-