パリの高級婆さんご用達のデパート、ボン マルルシェ。日本人マダムにも好かれています。
私はボン マルシェタイプのおばさんではないのですが、近道としてデパートの中を通り抜けることはよくあります。
気が向くと上の階に登って行きます。
先日も待ち合わせ時間の調節で上に上ってみますと、『爽やか』が見えるんです。
何この感覚?と思い近づいてみますと、『爽やか』の原因が分かりました。
笹林があるんです。ぐるぐる笹の周りを回ってみますと、そのぐるりの中が茶室になっていました。
そしてその竹ぐるりの外側は喫茶店になっていて日本茶を出していました。
設置してあるヴィデオやパンフレットでシャルロット ぺリアンの作だと分かり、オー懐かしや、そんなカッコいい婆さんいたわ!と嬉しく思い出しました。
Charlotte PERRIAND
ぺリアンさんは1903年生まれのフランス人の建築家+デザイナーです。
この時代の女性が美術学校へ行って、デザイナーになるなんてどんなご両親なのかしらと思いましたら、パリの洋服の仕立て屋さんだったそうです。
お母さんも高級服の仕立て屋としてバリバリのキャリアウーマンだったんですね。
デザイン学校を無事卒業し、コルビュジエの従兄弟のデザイン事務所で働き始めました。
その事務所に日本人の現代建築家の坂倉準三と前川國男が働きに来たんです。いたんですねそんな時代にそんな日本人が。
当時、貧乏日本は日本製品を海外に売る為に外国のカッコいいデザイナーに指南を願おうと誰か探していました。
その話が日本人の同僚からペリアンさんへ繋がり、1940年から1942年まで日本に滞在し、戦後1950年代にも何度も訪日しました。
よって彼女の作品は民芸から大変影響を受けましたが、ペリアンさん自信、柳宗理など日本のデザイナーにも大きく影響を与えました。
そんなこんなで、パリのユネスコで日本にまつわるなんか造ろうと思った時、ペリアンさんの名が直ぐに挙がり、彼女はモンゴルのテントから発想を獲たからくりで茶室を造りました。
その茶室がボン マルシェに再現されていたと言う訳です。あー話が長くなった。
ヴィデオでは1999年に亡くなる少し前のペリアンさんがペラペラしゃべっているんですが、まっカッコいい脳みそです。
彼女が良く知っていた時代の日本は本当に魅力的で美しかった。ときっぱりとした過去形で話していました。
彼女のデザインした家具は、皆の憧れのイタリアの家具屋カッシナで売ってます。
要するに、カッシナのあのスタイルがコルビュジエ、ペリアンさんなんです。あれ?逆かしら。
パリの茶室
イベント
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-