フランス人に似合わない物の一つに傘があると思います。
子供は傘禁止!って聞いたことあるけど、真相の程は分かりませんし、いったい誰が禁止命令を出したんだか。
しかし傘さしてる子供はいないです。高校生ぐらいになったらさし始める子が出てくるかしら。
このように、生まれてから傘をさす習慣が無いもんですから、いつまでたっても傘を持たないフランス人は結構います。
家を出る時ザアザア降りでも、無頓着にそのまま出て行ってしまいます。
だって、『ただの雨』だそうです。
雨降りの中を歩くとき、私なんて、傘さしてても、首をすくめて、しかめっ面で歩いていますが。
傘無しで雨の中、お天気の時と同じ顔付きで歩いているフランス人を見ると、何故平気?濡れないのか?と訳が分からなくなります。
その鈍感さからくるのか、冬でも朝、髪を洗って、乾かさないで、びしょびしょで家から出てくる人がいます。
いつ髪が凍り付いて、氷柱頭になるのか、後ろを歩いていてわくわくしてずっと付いて行きたくなります。
しかし何故風邪引かないか?
濡れて、髪がべったりになっちゃうのが嫌。と思う女性は結構帽子を被ります。
それがどこで見つけてくるんだか、皆格好いいんです。
帽子の鍔で顔が奥の方に引っ込んだ様子になると、フランス人ってものすっごく目が綺麗になるんです。
ずるいんです。あたしが被ってもヤクルトおばさんにしかなれないのに。
傘とは高い物なのか、子供の国みたいなかわいい修理屋さんで修理して大切にする物なのか。