パン屋さん1等賞

008今年の一番美味しいバゲットが決まりました、『オ デリス ドュ パレ』。去年に引き続きパリ14区の見た目どうってことないパン屋です。以前は18区のパン屋が続々1等賞になっていたのですが、去年からセーヌ川を渡って14区に移ったようです。それも近所同士です。まるで伝染病みたいです。その辺りの水が美味しいパンを作るのに按配よくなる時があるんでしょうか?
このパン屋は1998年にも1等賞を取り、当時のシラク大統領に毎日バゲットを配達していたという優秀職人です。今は孝行息子もパン屋になり父さんとパン作りに励んでいて、又1等賞を取ると言う、もう死んでも悔いはないような幸せなパン屋です。
010ホカホカのバゲットからは、美味しい香りがフワフワ漂っていました。
夕方の小腹が空いてる時です。帰りのバスの中で4分の1ほど食べてしまい、夕食の途中でハッと我に返り、あせって撮ったバゲットの切れ端写真です。
 
 
何をやらせても器用になんでもこなす日本人がヨーロッパ最大級のパン、スイーツ見本市で開催される個人選コンクール 『マスター ドゥ ラ ブランジェリー』のパン部門で1等賞を取りましたね。長田有起さん!おめでとうございます。
このマスター ドゥ ラ ブランジュリー コンクールは2年に1度開催されます。コンクールに参加するのにも、その前に行なわれている2つのコンクールを突破しなければエントリーすら出来ないという厳しいコンクールです。
テレヴィでこのコンクールの団体戦に出場するグループのルポルタージュを見たことがありますが、皆寝ずに研究して、肉体的にはもちろん、精神的にも破裂しそうなストレスです。
それを、遠く飛行機に乗ってパリまで来て、寝付けぬホテルに泊まって、いつも日本で使っている粉や水と違う物を使っての戦いで1等賞を取る日本人は素晴らしい。ブラヴォーです。
しかしながら、いつも夏に帰省するからか、日本でこれは美味しいびっくり!というバゲットは食べた事無いです。なんでも、バゲット作りには湿度より気温の高さが問題と聞きましたが。。。
近所のカイザーの私ご用達のパン ドアッサスも東京の物は別物だし。。。。。
皆さん、パリに居る間にたんと美味しいバゲットを食べていって下さい。
AUX  DELICES  DU  PALAIS
60 Boulevard Brune 75014