ジャン コクトーに至る

police  11 novembre 028ボ~とバスに揺られていますと、ゴミ収集車が道を塞いでいます。やれやれと窓の外に目をやると、レストラン ル メディテラネの横です。
パリ6区のオデオン劇場の前にあるシーフードで有名なお店です。
 
 
 
バスの高さが丁度テントに書いてあるレストランの名前と合います。このロゴはジャン コクトーが書いたんだったな~ぁ、と暇に任せて、頭の裏の隅っこに引っ込んでいた名前が出てきました。
うちに帰ってトイレに行けば、そういや~、こんなのもあったな、とトイレの壁の下のほうに引っ掛かっているコクトーの猫の絵のお皿が目に留まりました。
その数日後、レストランに誘われて行って見れば魂消る事にラ メディテラネです。
そこで、散々コクトーに思いをはせた訳です。
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あるエクスポジションの調べ物をしていますと、パリ12区のベルシーの映画博物館でコクトー展をやっているじゃないですか!!行くしかありません。コクトーが呼んでいるのですから!!!!
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ほして、やっと先日行ってきました。
novembre 008『あ~そうそう、私もコクトーの真似して、まぶたに目の絵を書いて、目を閉じてソファーにじっと座っていて、遊びに来た友達の肝を潰して面白がっていたな。』
『やっぱり美女と野獣のセットは素敵だな、好きな世界だわ。』と独り言を頭の中で言ったり、今でも通じるコクトーやマン レイのホモ用お洒落のセンスに感心したりしながら
コクトーの世界を楽しみました。
ゴージャスな時代でした。ピカソやシャネルやストラヴィンスキーとかが一緒に仕事していたんですからね~。
 
 
LA CINEMATHEQUE FRANCAISE
51 RUE DE BERCY 75012 PARIS
2月23日までコクトー展をやっています。