フランスのヴァレンタイン

火曜日夜なんだか人出が多いな、何だろうと思いながら歩いていてやっと気がつきました。
2月14日、ヴァレンタインか!案の定バラを持ってる人が良く見ればあっちにも、こっちにも。
家に帰って地味に新聞を読んでいたら、面白い統計が載っていました。
ヴァレンタインに、嫁には会社の帰りがけにその辺でバラを買ってプレゼント。
恋人や浮気相手には、1番多いプレゼントがスケベ下着。
81%のプレゼントがスケベ下着だそうです。
嫁へスケベ下着をプレゼントする人は10%。新婚のカップルか?
嫁へのプレゼントはあくまでも、実用的、形式的なのも。忘れたらえらい事になるから、とりあえず。という事。
恋人にはセクシーな物、ロマンチックな物を頭をひねって選びます。
しかし、2月14日当日は嫁と過ごし、恋人とは2月13日か15日に会ってロマンチックに食事をしたり大いに気合を入れます。嫁の2倍の出費も惜しみません。
これがフランス男。ったくー!
他の記事で、でくの坊へヴァレンタインに何処へ行けばいいかのアドヴァイスが載っていました。
その中でポン デザールというセーヌ川に掛かる橋を薦めていました。
この橋はフランス学士院とルーヴルを繋ぐ、歩行者専用の個性的な橋です。
何故、ヴァレンタインに恋人達にお勧めの所かと言いますと。
2人の名前を書いた南京錠を橋の欄干にくっつけて、鍵をセーヌへ捨てて2人の誠実な愛を誓うという場所なんです。
こんな具合です。

 
 
 
 
 
 
南京錠で2人の愛を確かめるというのは、十字軍遠征の時、嫁に貞操帯をつけたと同じ発想だそうです。
昔は、木にハートマークに2人のイニシャルを彫ったりするけったいな人いましたよね。
『愛の南京錠』は世界的に広まっていて、ドイツ、イタリア、ロシア、韓国などにもあるそうですが、断然ロマンチックなのはパリの、歌にもよく名前が出てくるこのポン デザールだそうです。
『欄干愛の南京錠』はパリ市が許可し、保護しています。
2010年に一夜明けたら殆どの南京錠が消えうせていたことがあった時は、ホモのパリ市長はかんかんになりました。
『これは、どこぞの外国人の仕業に違いない。』なんて言っちゃたほどです。
最近は、日本を真似てチョコレート屋、お菓子屋もヴァレンタインに便乗しています。
近所のパン屋さえこんなのを作ってみました。
不味そう。