大変久しぶりにペールラシェーズ墓地へ寄りました。
目的はオスカーワイルドの墓参り。
最近改築したとちょっと話題になっていたので、あら私は元々見た覚えが無いわ、ペールラシェーズといえば、ジム モリソン、ショパン、ドラクロワ、バルザックにはお参りしたけどな。
大体墓地では迷いまくるものなのですが、今回は地図をちらりと見ただけで、獣の勘が働いてまっすぐ行き着きました。
近くに行けば人がたむろっているのでよそ見してても見逃しません。
オスカーワイルドのお墓は1997年にフランス歴史的建造物に指定されてから、余計ファンが墓石に口紅たっぷりのキスをしまくり、かなり傷んでしまったそうです。
口紅で石をボロボロにすることができるんですね。
なので墓石を綺麗にして、修繕して、ガラスで囲んで、墓石に直接キスマークを付けられない様にしました。
そして『アイルランド政府とフランス、アイルランドファンドの寛大なるご好意により修繕したんだから、もう墓石を傷めるようなことをしないように!』と注意書きが貼ってあります。
だけどもこの通り。ガラスの上から口紅でメッセージ書いたり、キスマークもバチバチ付いています。
でも何で、オスカーワイルドってそんなに人気なのかしら?
オスカーワイルドが好きですなんて人に会ったことないけどなぁ。
あたしなんて本も読んだこと無いかも知れない。
アカデミー賞のオスカー像はオスカーワイルドの全裸像って聞いた事あるけど,まことだろうか?
変ちきりん加減が受けているのか?
と首を傾げながら、本来のこの辺りに遥々来た目的であるペールラシェーズ墓地近くの友達のアトリエにお昼ご飯を食べに向かいました。
2人でお茶を飲んでいると、ニューヨークの画商が作品を見に来たりして。よーく考えてみるとえらい格好いい現場にいました。
よーく見てみるとこの私の友達は凄い人なんだな、と頑張っている友達をびっくり嬉しく思いました。
帰りのメトロの中で、あたしはどー言う事なんだろう?オスカーワイルドの才能も友達の才能も気づかないなんて。阿呆の2乗じゃ足りないんじゃないか?