2019年4月15日に火災にあった可哀想なノートルダム寺院。着々と修復工事は進んでいるようです。焼け落ちた尖塔を再建する樹は樹齢350年、完璧な健康状態、直径約1m、少々曲がっているなどの難関条件をクリアーした8本のオークが選抜され、1年から1年半乾燥させられた後100mの高さに及ぶ本来の姿を蘇らせます。マクロン大統領が宣言した2024年のパリオリンピックに間に合わせる様必死のパッチです。 尖塔の先端に付いていた鶏と修復が終わった周りに立っていた12使徒の像が、現在、建築・文化財博物館に展示されています。 1人だけ尖塔を仰いでいる尖塔を建設したヴィオレ ル ドュックの顔になっている建築の守護聖人トーマス。火災の翌日奇跡的に見つかった尖塔の先端に付いていた鶏です。へこんだり、ひん曲がった姿から落下の衝撃が分かります。(2022/5/1)