日本在住の方には申し訳ないぐらい涼しいパリ。
イヤ本当を言うと寒いんです。
今週は毎日多かれ少なかれ雨です。パリだけでなくフランス全土、南仏まで雨、コルシカ島まで雨。
ヴァカンス最盛期だって言うのに。観光で遥々来た方々には心より謝ってしまいます。
最悪なのは、近所の国からキャンピングカーで来ている旅行者。もっと最悪はキャンプ族。
寒くて海は入れ無い、雨の中散歩も気が進ま無い、キャンプ地は何処も街から離れているからショッピングするところも無い、それぞれが寛げるスペースも無い。
皆、ありったけの物を着て、固まってトランプしたりしてひがな過ごしています。年寄りはいいけど子供達にとっては散々です。
フランス国内で真夏のヴァカンスを過ごす時はセーターは必需品です。例え昼間はガンガン太陽の日でも朝晩はひんやりしますので。
パリジェンヌの今の服装は薄手のコートにブーツ、首にスカーフも忘れません。
本来この辺りの天気なんてそんなものです。クーラーなんて見たことも聞いたことも無いような国だったんです。ここ何年かが異常で、コレが本当のパリの性格です。いつでもセーターとブーツはスタンバイしているのが本当です。
こんなお天気のパリで何するか?と思って誰もが思いつくのが、”美術館でも行くべ。”
どこも混んでます。昨日オランジュリーの前をパスで通ったら大蛇のごとくうねうねと並んでいました。
散々並んで人の頭越しに背伸びして鑑賞して、やっと美術館を出てきたけどまだ雨降ってる。何処行くべ?もう並ぶのイヤ、人の頭も見たくない。という時にお勧め美術館。
セルニュシ美術館。
19世紀の銀行家セルヌスキ氏個人の極東の美術品コレクションが展示されています。
セルヌスキさんはイタリアの方です。イタリア革命の時にフランスに亡命し、銀行家として大成功。
日本や韓国、中国でもう好き放題に買い捲りました。
一番の見所の阿弥陀仏。
デカイです。東京の目黒の小さいお寺が火事になり、この仏像も外にほったらかされていました。行き場を失ったこの巨体をパリの銀行家が買ってくれました。
パリまで運ぶにもでか過ぎた為、一旦ばらして運んだそうです。
わたしなんか滅相も無いなんて思うんですが、仏像をバラバラにするということはよくあることなんでしょうか?
今では美術館にまでなってる個人のコレクションの持ち主は皆銀行家です。コレクションと共に興味深いのは、それら大金持ち達の邸宅を見られること。このあたりには他にもいくつかそんな美術館があります。
パリは8区、モンソー公園の周りです。
公園の入り口もご覧のように、お城でもあるんか?というデラックスさ。
この門を入って行くと公園に隣接してセルヌスキ美術館があります。
そりゃもうピリッと冷たーい感じの最高級住宅地。
私には一切用の無いところです。が、ここに在仏日本大使館があるんですよ。
何年に一回、領事館には何かしらの用があるもんで、あーめんどくさいと行かなければなりません。
その時はせっかく来たのだからと、その辺のそんな美術館へ行きます。
セルヌスキ美術館が素晴らしいのはタダだから。雨のパリ、行ってみて下さい。空いてます。
MUSEE CERNUSCHI
7 AVENUE VELASQUEZ 75008 PARIS
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-