1年の行事で大好きなヴァレンタインデー。個人的にはな~んにも無い普通の日と同じなのですが、道行く人を見てるのが好きなんです。
今年の傑作!もうどこもかしこも人間離れしたおじいさん、体は箪笥で顔はぶっさいくなカバです。この風体がそれはそれは見事な花束を抱えて歩いてきたんです。私の目は寄り目になるほど釘づけです。すれ違う時良く見たら、とてもセンスのいいことで有名なお花屋さんの花束でした。
こおいう人ほど美人さんの嫁はんを持ってるんですよね。あ~花束を渡すところを見てみたと付いて行きそうになりました。
2月14日の夕方、花束やシャンパンの瓶を抱えてる人が道を行きかう光景はパリっぽいなと、にやけ顔になってしまいます。
何しろアムールの国を誇っていますからに、パリ市としましても黙っている訳にはいきません。
2月14日、道に設置してある170か所の電光掲示板に無料で愛のメッセージを流してあげるサーヴィスをしました。
2月8日16時が締め切り、40語までのメッセージという条件です。無料となれば余計希望者は多くなります。50人に1人の確立で最も素晴らしいメッセージが選ばれます。結婚申し込みが多いようです。まるで、アメリカ人がスポーツ観戦の途中で大画面に映って結婚の申し込みをするという趣味の良くないアイディアと同じです。
エッフェル塔の2階のレストラン、ル ジュール ヴェルヌでは毎日、毎日ですよ!平均2組が結婚の申し込みをするそうです。シャンパンのグラスの中や、デザートのケーキの中に指輪を入れたりするのかしら??よよよ~ぉ。
ヴァレンタインで貰って嬉しいのは女性はお花が1番嬉しい、男性は優しくしてくれるのが1番嬉しいそうです。じゃあ普段はどうなのさ?やっぱり、世間で思う通りフランス女は相当なものなのでしょうか。
付き合って半年のフレッシュなカップルはヴァレンタインに平均190€の出費、それが5年経つと75€とぐんとやる気なしになります。
せっかくなんだから、チョコレートの食べ比べの日のヴァレンタインデーでなくちゃんとカップルで過ごす日にしましょうよ。と老婆心より。