たまに起こるのですが、頭の隅で小さく気になっている事柄が次々に話題になるという現象。
先日までのそれがジャン ポール ベルモンド。ご存じない方の方が多いと思いますが、今も健在ですが、昔人気者だったフランス人俳優です。
モンパルナスのカンパーニュ プルミエール通りを歩きながら、ここでジャン ポール ベルモンドがオヨヨオヨヨと歩いて死んだんだった。とジャン ポール ベルモンドの代表作品の一つで、ジャン リュック ゴダール監督の『勝手にしやがれ』という素敵な映画があったな、と浮かんだんです。時々通る通りなのですが、今までとんと思い付かなかったことです。
アメリカ人のガールフレンド、パトリシア役のジーン セバーグのおしゃれは今でもとってもキュートだったな、特にシャンゼリゼ通りで、ヘラルド トリビューン紙を新聞社名入りのぴったりTシャツを着て売っているスタイルは良かったわ。日本人の栗型の頭には到底上手い具合にならなくて、ピーナッツ型の頭の人種にだけ似合うベリーショートのヘアーースタイルもいかったなぁ.そう言えば、ジーン セバーグのお墓はそこのモンパルナス墓地だ。なんてぴーちくぱーちく頭の中で独り言を言っていました。
そしたら、翌日の夜、正にその『勝手にしやがれ』をテレヴィでやったんです。普段テレヴィを見る時間でもないのに、ぴったりやったんです!
数日後、キフキフパリの東京事務所の土田まで、ジャン ポール ベルモンドの名をいきなり出してきました。
新聞スタンドを見れば、ベルモンド独占インタヴューの見出し。
そして、天気が良いから郊外に散歩に行こうと誘われて到着したのが、ポール ベルモンドの美術館です。そうジャン ポール ベルモンドの彫刻家のお父さんです。
これで、ジャン ポール ベルモンドには充分満足しました。ちっともファンでないのに何故気になったのか不思議。
ところで、お父さんのポール ベルモンド美術館がとっても良いんです。パリの郊外ブーローニュ ビヤンクールの住宅街にあります。
見学者の事を良く考えてある設計で、見学しやすく、内装もすっきりクールです。私のお気に入りの美術館リストに入りました。
地下鉄でも行かれますので、お勧めです。
子供の頃のジャン ポール
Musée Paul-Belmondo
14 rue de l’Abreuvoir Boulogne-Billancour