13日の金曜日の夜は家の近くにいました。0時近くに歩いて帰る時、今日はタクシーがないのかな?とタクシー待ちの長い行列を見ながら思いました。どこのキャフェもレストランもいつものような混み具合。
家に帰ると珍しい事にテレヴィが点いています。息子が金曜日に居るのも珍しいのですが。
画面に大きく”パリのテロ” と出ています。靴を脱ぐのももどかしく、コートも着たままテレヴィの前に釘付けです。そのうち友達から無事を確認し合うSMSが入り始めました。
土曜日の朝は日本からの電話で始まりました。受け答えしているうちにお昼近くになってしまい、空っぽの冷蔵庫を埋める為に慌てて朝市へ行ったのですが、何もなし、朝市は中止でした。朝市の八百屋や魚屋などはいつものように準備を始めていたら、警察に、今日は中止と言い渡されたそうです。
スーパーや個人の商店は通常通り営業していました。
いつもの土曜の朝の買い物客よりやはり少ない様子です。
土曜日の夕方、スーパーもパン屋もお肉やもいつものように混んでいました。
キャフェもアペリティフを飲みに来るお客さんで埋まっています。
テロがあったのがセーヌ川の右岸、私の自宅は左岸です。なので余計いつもと変わらない様子なのですが、1番被害の大きかったコンサート会場と同じ地区だけど少し離れている所に住んでいる友達に様子を聞いてみますと、『静かだよ、大丈夫。』
キャフェのテラスが銃撃された現場に凄く近い所に住んでいる友達に聞いてみると、今買い物しているところ、と言いながら『そんな大混乱ではないよ、大丈夫。』
海外でテレヴィの画面だけで見ていると、パリ中戦場の様に思えるかもしれませんが、住民はちゃんと生活を営んでいます。月曜日から学校へも会社へも行きます。
テロリズム=恐がらせることが目的ですから、それに屈して家に籠もってなんか居ないぞ、『恐くなんかないぞ!』が今のパリジャン達の合言葉です。美術館やデパートなどもそうそういつまでも閉めておける訳はありません。皆生活がありますもの。
それにしても、電話、SMS、メールなどで本当に沢山の方から心配の連絡を頂き感謝感激で一杯です。この場を借りてもう一度お礼申し上げます。ありがとうございました。私共は大丈夫です。