パリ造幣局でフェミニズムを考える

パリの造幣局、何と9世紀から今に至っても操業している最古の政府機関です。オサレ地区サン ジェルマン デ プレにも近いセーヌ河沿いにある18世紀のでんとした館がそれです。
お金なんて造る硬くて、古臭い場所という造幣局に対する偏見を払しょくさせられる大変身を遂げ、現代アートを次々に紹介しています。
3つ星レストラン ギー サヴォワも呼んで、アートにグルメと人受けする空間を作りました。
 
 
 
近くを通ると、そやそやと覗いてみるのですが、先日も最終日の「WOMEN HOUSE」をそやそやと見に行ってきました。題名から想像して、”フェミニストのエクスポか、きっとエグイんだろうな”と覚悟して見たのですが、やはり想像を裏切らずじっくり見たくないという作品も多くありました。
フェミニストというのが良く分からないのですが、決定的に違う、男と女を何故同じにしなければならないのでしょうか?
人間を産むのは女性にしか出来ないんだから、例えば、仕事に関してでは、妊婦と小学生までの子供がいる女性を雇っている”会社”は、国からたっぷり補助を貰えたら、会社としてもお母さんウエルカムの雰囲気になるんじゃないかしら?補助を貰うからには、お母さんの欠勤や早退は快く認めてあげなければなりません。
子供は、病気の時などいざとなったらお母さんが必要なんですから。子供が泣くとき”ママ、ママ、”と叫びながら泣きますでしょ。
世界中、幾つになっても”おか~さ~ん”、”マンマミヤ” なんですから。お父さんなんてダメ!
”このおっちゃん、ほんまのおとうなんか?”というミクロ大の疑いは体のどっかにあるんです。おかんは一心同体でしたからナノ大の疑問もありません。どこの誰が、切羽詰まった時に”おと~さ~ん”なんて呼びますか。聞いたことない。
このあたりの件に関しては男性は大いに嫉妬していると思います。
体の造りだって犬と猫ほどに違うし、脳みその構造だって違うのに、何故同等にならなきゃいけないの?などどエキスポをフラフラ見ながら考えていました。
六本木ヒルズにもある、フランス人彫刻家、ルイーズ ブルジョワの作品。題名は「マンマ」
 
 
 
 
 
ここパリの造幣局では、現在は記念コインや勲章、宝飾品などを造っています。貨幣博物館としてそちらの方の見学もできます。
Hôtel des Monnaies
11 quai de Conti 75006 Paris