コンテンポラリー過ぎて、はーん?って口が開いちゃう展覧会が多いフォンダシオン キャルティエ。
北野武の展覧会なんかやるような所と言えば想像つきますでしょうか。
家への帰り道、前を通ったら、オヤこれは面白いに違いない!と獣の勘が閃きました。
 
 
 
テーマは『見る物語』、要は『言いたい事が一杯ある作品展』です。
世界中の50人以上のアーティストの作品が展示してあります。
日本からは横尾忠則と北野武、(ビートたけし(北野武)となってた、)が参加していました。
アーティストといっても、インドで結婚式の時、その家の壁に描く絵師みたいな人の作品や、メキシコだかブラジルのスパンコールや刺繍で作ったクッションカバーみたいな(違うけど)職人技の作品、アフリカの民芸品みたいな庶民の芸術作品なども混ざっていました。
一番感動したのは、アマゾンの奥の奥で紐一本だけ身にまとったような民族が描いた絵。
まるで普通のレヴェルで成り立っている国の幼稚園生が描いた絵なのです。
作者の年齢を見ればもう40もいい加減過ぎているようです。
しかし、その絵の幼稚さ未熟さの中に,チトおつむが遅いのかしらとか、障害的な部分は感じられず、この人はただ生きるために生きてるだけなんだなー。と人間の基本だけが見えたようです。
今は何処も気取って写真はペケ!ってことになっているのでお見せできないのが残念です。
どの作品にも共通しているのはフッと笑えるユーモアが含まれていること。
こーいうのが私は好きです。
映像ルームで写されていたドキュメンタリーが面白くて、もう帰らなければ、もう帰らなければと思いつつ、実際立ち上がって確認した時間はおののくものでした。
こじんまりしていて、とても見やすい美術館。
変なもの好きー!と言う方向けです。
あとこの美術館の名物はお庭です。
夏の2週間放っといた田舎のお庭的な演出がなされています。
植わっているのは雑草ばかり、ぼうぼう加減が癒されます。
あーこんないい加減でいいんだなーと。
 
 
 ;
FONDATION CARTIER
261 BOULEVARD RASPAIL 75014
HISOIRES DE VOIR は10月21日までやっています。
地下納骨寺のカタコンブも近所です。(2011年5月9日のパリの地下をご参照に)