SOSフランス

Areva=フランス原子力、 EDF=フランス電力、 CEA=フランス原子力庁の専門家達が日本政府の助けーーーてーーーぇ!に答えて日本に向かいました。
なんで、お兄ちゃんのアメリカじゃなくて、フランスがここで出て行くのかしら?
いまいち、救済活動や募金活動でも張り切りが足りない感じだったのに。
そんなに仲良くないみたいなのに、なんで?
と思っていたんですが、性格的には合わないようですが、利害関係ではぶっとい絆で繋がっていたようです。
フランス工業の半分は日本に担っているそうです。
世界的にみても、20%の電気製品は日本製なんだそうです。
ソニー、トーシバ、ヒタチ、などの呼び名は今も健在だったんですね。
おっとろしい事にフランスのテクノロジーの少なくとも30部門の中の70%は日本製だということです。
精密さが命の物は我が日本でしかできないと言うわけです。
そうなりますと、電気、車、通信、防衛、航空、科学、などなど、めっちゃ多岐に亘るフランスの産業が関わっていると言うことです。
地震前に船積みされて、フランスに向けて出荷した大切な日本製の物を丁寧に見積ってみても、4月までしか持たないようです。
4月下旬から部品がなくなりゃ生産も不可能に陥る計算です。
どんだけの人間の生活がかかっていることやら。
フランス政府としては、銀行に融資を促進、失業対策、下請け業者の保護など、フランス工業の大ピンチ対策を検討し始めました。
福島の3号機の核燃料はフランス原子力のArevaが売ったそうです。
この会社からは専門家2人が日本へ駆けつけます。
遅いよな、直ぐに来てもらえばよかったのに、と言ったところで仕方ないけど、たわけのせいでこんな事になったんだから、くやしったら悔しい。
木曜日にフランス大統領のサルコジーが中国に行くついでに日本に寄るそうです。
被害地視察とお見舞い。なんて言ってますが、このクソ忙しい時に大迷惑なんではないかと思うんですがね。
察するという気遣いは知らないのでしょうかね。
洗濯機が壊れて水が全部台所に流れ出てきちゃって、電球もショートしちゃって、おまけにトイレが詰っちゃって、挙句の果てに子供が熱出しちゃって、みたいな所に、そんなに仲良くない知り合いに、近くまで来たからちょっと寄るね。って言われた、っていう状況の日本なんじゃないのでしょうか。
うんう、今忙しいから又今度ね。とはなかなか言いづらいもんでしょうしね。
ヒーローになりきって登場するサルコジーのギコギコした仕草が目に浮かびます。