フランスの鍋

耳は千切れなくなりましたが、寒いです。
統計に因りますと、この寒さで売り上げガンガン、ウハウハな物は…?
出来合いのスープ。
よくダイエットしてる人が、お昼はこれだけよ。なーんて言いながら、インスタントスープを飲んでるけど、あれはすっごく太る素が入ってるらしいですね。
ちょっと物知りな人はカップヌードルなんかも見せびらかしてますが、あれも太るわな。
次はハーブティー。これは納得。
フランスは葉っぱ屋さんがあるんです。オランダじゃないんですからマリファナじゃなくて、薬草。
悩みを訴えると、状態に合った葉っぱを調合してくれます。
葉っぱ屋さんは何故か皆良い人で古臭い人が多いような印象があります。
お次は鼻紙。
これはね、フランスに来た人皆、おったまげると思うんですが、爺さんはともかく、とてつもない美人さんも、象のような音を出して洟をかむんです。
どうやったらあんな音が出せるんだか、鼻の大きさは関係ないです。
テクニックの問題なんですが、耳がきーーーーーんとなんないのが一番の不思議。
それもあんな、生きてんだかって思うほどの美人さんまで。
フランスでは洟をかむ音はOK.いかんのは、洟をすする音。
確かに気持ち悪い、洟を飲むんでない!と叱りたくなります。
フランスで洟をすすってると、犬以下になります。
日本でこう寒くなると連想するのは鍋でしょうね。
フランスでは、フォンデューなんてのも寒い、の連想ゲームで出てきます.
もともと山で食べるもの、硬いチーズを溶かして、硬いパンに付けて食べるっていうなんか貧乏たらしい食べ物なんですけど。
実際家で作ってみると、結構、難があるんです。
何でも自分が知ってるのがベストと思い込む癖のあるフランス人代表の友人曰く、あれとこれとそれの3種類のチーズを合わせなくてはいけないんです。
チーズってフランスでだっても安い物ではないです。それを1キロなんてぺろりです。
それと匂い。次の日匂いで胸焼けします。
それでも面白いし、美味しいし、簡単だし、冬は月に一度はやるかしら。
パンだけでなく、ブロッコリー、ニンジン、チコリ、ジャガイモ、赤ピーマン、ソーセージ、なんかをチーズに絡めて食べるとガンガンいけます。
チーズを溶かすお鍋の周りにニンニクを擦り付けるのをお忘れなく。
フォンデュー食べてる時、いつも思い出すんですが、ファンデューで妻が夫を殺すって話。
フォンデューをたらふく夫に食べさせて、夫が暑くなった頃、すかさず気の利く優しい妻はキンキンに冷えたビールを差し出す。
おーサンキュー。なんて間抜け夫はガーと一揆飲みする。
するとお腹のたんまりチーズが固まって死んじゃう。
これはどっかでいつか読んだ筋書きと思うんですが、まさか私が無意識の内に企んでることではないと思います。
あーやっとお料理というカテゴリで書けると思ったのに、やっぱりズレたな。