パリ発の美味しい物

定期的に襲ってくる食い食い病がやってきました。いくら食べてもお腹が空いているんです。なので夜中にクロックムッシューを食べたりする訳です。
日本からのお客様が何か軽く食べたいわ、とキャフェにどっこいしょと座った時お勧めする一品の一つがクロックムッシューです。
croque monsieurクロックムッシューは1901年にパリのキャプシンヌ通りのブラッスリーが、日替わりサンドウイッチ用のバゲットが無くなったので、食パンにハムとチーズを挟んで、こんがり焼いてバゲットみたいな歯ごたえを出し、サーヴィスしたのが始まりです。
これに目玉焼きをのせたのがクロックマダムです。
私は、食パンに牛乳を浸してマヨネーズを塗ってハムとチーズを挟んで焼きます。卵はノー サンキュー。
そんな物を夜中に食べる、と聞いただけで太りそうです。
 
 
finacier今、このブログを書きながら食べているのは、フィノンシエ。
多分、アーモンドパウダーとお砂糖、バター、白身の卵だと思うのですが、それらで作るひと口ケーキです。
19世紀の終わり、パリの証券取引所の近くのお菓子やが発明しました。場所柄お客さんは証券マンが大半です。手を汚さず、ちゃっと食べるのに小さなケーキはバッチリ。
 
 
大受け大繁盛。気を良くしたお菓子やは、それまで楕円形だった形を長方形にして、まるで金の延べ棒のような形にして証券マンの心をよりぐっと掴んだという事です。
フィノンシエとはファイナンシャルの意味です。
 
この食い食い病は約1週間ほど続きます。腕時計はきつくなり、ジーンズの特に太ももの部分がぴっちりとなり脂肪の増加が実感できます。
その後は、一転して食べるの忘れたりして、知らぬ間に元に戻るようですが、いい年をして食欲をコントロール出来ない私を、お医者さんは心配しているというか、悲しんでいるというか、アホかいと思っているようです。