あっち側へ行く為、リュクサンブルグ公園を突っ切っていましたら、オランジュリーで展覧会をやっていました。
オランジュリーとは大型温室です。冬の間、南国生まれの植木を中に入れて寒さから守ってあげる為にどこのお城にもあります。
『オランジュリー』とその名の通り、ルイ14世も大好物で自分の子供より気にかけていたオレンジの木やオリーブの木やなんかです。
モネのオランジュリー美術館も、今は『ルーヴル美術館』という名前ですが、元は『チュイルリ宮殿』というお城のオランジュリーでした。
リュクサンブルグのオランジュリーも今は『セナ』という上院ですが、元は『リュクサンブルグ宮殿』のオランジュリーです。
ここリュクサンブルグ公園のオランジュリーは冬場は本来の役目である温室として、公園内の植木鉢の植木が収まっています。
気候が良くなってか弱い植木達が外へ出られるようになると、温室は空っぽになりますので、このようにエクスポジションをします。
寒くなると公園中のあっちこっちに配置されている植木鉢に入っている大木のような植木を全ー部集めて、オランジュリーに入れて、暖かくなると又出してきて塩梅よく公園内に配置して。と公園を美しく保つ為の努力は相当なもんです。
肝心のエクスポジションは、フランスの海外県のグアドゥループ、マルチニック、ギエン、レイユニオンのアーティストのコンテンポラリーアートでした。
いつも感心するのですが、ブラック達の知恵、ユーモア、器用さでできたアートは素敵というより、素晴らしいといより断然『かわいい』のです。
アーティストに実際会ってみて、作品のかわいさとちっともそぐわなくてそこが又おかしくって私は大好きです。
この大きな植木鉢に入っている大きな南の木も後ろに見えるオランジュリーに入っていました。
変な物。
変な物
次は違う、ブラックの楽しいかわいいアートをご紹介します。
ルュクサンブルグ公園のオランジュリー
