今日は9月11日。
世界中の誰もがアーと悲しいため息を漏らす日。もう10年ですか。
その日の夕方、幼稚園から帰ってきた息子がレゴで2つのビルを創って玩具の飛行機で、『こんなーあなった!こんなーあなった!』と詳しいデモンストレーション付きで説明していたのですが、忙しい夕方のお母さんの時間真っ只中だった私は、目の端で『何やっとるねん?』と通り過ぎていました。
友達が真っ青な電話をかけて来てやっと何事かわかった次第です。
その時友達の息子が出張でニューヨークに行っていてどうしたもんかと、気が転倒しておろおろガクガクでした。
翌日友達の息子の無事が確認できました。
どうして9月11日に決めたかというと、アメリカの警察や消防署などへの緊急電話番号が911番だからとも言われています。
でも英語ではフランス語もそうですが、日にちから言いますよね。11日9月と。
日本だったら正しく119番だから英語読みで11日9月なんだけど。アラビア語では日本式に9月11日という月から言うのでしょうか?
あのツインタワーも11っていう数字に見えて不気味です。
世界のヒーローの消防士さん方は、無事大災難を抜け切ったとしても癌で亡くなったり、癌に健康を侵されていたり、癌になる高いリスクを背負っていたりで、ちっとも,もう過去の事、『終了!』ということではないのですね。
何年か前にニューヨークに行ったとき見た、グラウンド ゼロは永遠工事現場かと気が遠くなる様な有様でしたが、今日10周年のセレモニーができるまでに出来上がったんですね。
大きい声では言えない秘密談話をヤーヤーやっていた時。
『パリだったらテロリストは何処を狙うか?』
『同じ手口のモンパルナスタワーなんて狙わないでしょ』
『あたしだったルーヴル美術館狙うな、計り知れない損害を与えられるじゃん』
『んーん、やはりフランスのプライドをボキボキにへし折るには大統領官邸のエリゼ宮じゃない?』
等等、誠に不謹慎なことを言い合っておりました。
昔パリの地下鉄で繰り返し爆発テロがあった時、一度傍に居たことがあって、それはそれは恐ろしい光景でした。
知り合いで大切なチェロを爆発物と間違えられて爆発された人も居ました。
当時は本当に直ぐ爆発物処理班が来てさっさとその辺の怪しい物を爆発させてしまっていたんです。
内務省近くのアパートに住んでいる友達の家は最上階です。
普通パリのアパートは屋根に上がる為の穴があって誰でも屋根へ上れる様になっています。
しかし、彼らのアパートは最上階に住む彼らだけしか鍵を持っていないので、誰もが屋根へ登ることはできないようになっているそうです。工事など,いざという時は彼らに鍵を借りなければなりません。これは内務省からのお達せで、セキュリティーの為だそうです。
3月11日も悪魔の日。もう半年になるんですね。