耐える毎日

パリの地下鉄で”スリに狙われないよう気を付けてください”というアナウンスが日本語を始めいろいろな言葉で放送されているのですが、それがここ数日”猛暑の為、水分を十分に取りましょう、皮膚も湿らせましょう”というアナウンスに変わりました。
パリでも33度とか35度(あくまでも日陰の温度)と天気予報では言っています。太陽の角度が日本より鋭いので痛いような日差しです。日陰でじっとしていれば心地良い夏日なのですがね。
年を重ねるごとに暑さはしんどくなってきます。海辺で夏のヴァカンスを過ごすなど金輪際無理です。1日でも浜辺に寝転んでいたらドロドロに溶けてしまいそうです。
猛暑対策に、昼間は外を出歩かないよう。帽子をかぶり、日焼け止めを塗りましょう。と注意しています。
日焼け止めはできるとして、全く似合わない帽子をかぶる勇気はないし、昼間外を出歩かないなんて絶対無理、誰かが失業手当でも出してくれない限りあり得えません。
そして、パリは現在花粉最高潮です。イネ科、プラタナス、樺などが主犯です。毎年6月上旬から始まり、お天気が良く気温が高くなるとバンバン多くなります。今年の6月は真夏の様な日々が続いているので正しく花粉ブンブンです。フランス人の30%が花粉症にかかっているそうです。
私も流行に乗っ取って花粉症の様な症状です。咳、咳、咳、咳、だけなのですがお客様に申し訳なくて仕方がありません。うるさくてしょうがないですからね。咳しているこっちも疲れます。お医者に行ったら、”あーたの場合はストレスです!”と決めつけていましたが、ケッ何を根拠に?これは大気汚染か花粉のアレルギーです。
この状態では役立たずの咳止め位しか出してもらえないのでじっと辛抱するしかありません。これがもっと若かったら。。。。。
 
通常、アレルギーの人は冬から対策をします。アレルギーの元を少しづつ体に入れて、体に慣らさせていくのです。若い体は素直なので、上手く受け付けます。しかし年を取った体は頑固なので、そうそう騙されません。40歳ぐらいまでが限度の様です。
アレルギー対策は、窓を開けない、昼間外に長くいない、野外スポーツを控える。と注意しています。家の窓は留守の時でも寝ている時でもずっと開けっ放しです。昼間外に長くいないというのも、無理なんです、私の仕事は。
 
 
6月がこんなに暑いと、8月はぐっと寒くなるのではと期待して今は耐えます。風通しの良いキャフェで冷たいロゼワインの食前酒を楽しみに1日頑張ります。
明日は37度ですと!1日外で仕事です。