理想のコート

オーバーコートとはとても厄介な物だと思うんですが。
長い間、特に此処では、ずっと着る物なので、一枚しか持って無いと飽き飽きする。
よってワンシーズンでも何枚か欲しい。
そうやって考え無しに毎年買ってると、コートだらけでパンクしそうな箪笥の前で憂鬱に途方にくれてしまう。
私の理想のコートは、紙製。
ワンシーズンは雨が降ろうと槍が降ろうとびくともしない。
それで無事冬を乗り切ると、いつの間にやら溶けて無くなる。
こんな素敵なコートがあれば、箪笥も天井裏もすっきりすかすか。
移り気な性格の私は、バックだろうが服だろうが、最高級品で孫の代まで受け継がれます。と言う物はぞっとする。
どんなにベーシックでクラッシックなスタイルでもやっぱり時間が経てば古臭い。
そのうち流行になったら着られるわって服がゴロゴロしてるのは耐え難い。
あーこうなったら何もかも紙製でええわ。
ケチで有名なフランス人は、良い物を長く大切に。というスタンス。
ええそりゃあもう大切にします。
昨日のブログの傘の修理屋も、直して使う、捨てません。の代表。
服のお直しのお店も至る所にあります。
家具の修理屋も朝市で八百屋の隣なんかに、スタンドをだしてます。
修理をするような家具はもちろんイケヤなんかの幼稚園みたいな家具でなく、死んだお婆様から譲り受けたルイ14世様式の椅子だとかです。
これに関しては、私は羨ましい。
そんなお婆様もお爺様も持ってない私は、古道具屋で見つけた胡散臭いそれらしき椅子を大切に、大切に使っています。
男物、女物何でもお直しします。カーテンだってOK.皮製品も出来ます。