国外脱出

日本人の身分でフランスに住んでいる私は、かわいくお願いすればフランス国籍も貰えるだろうけど、別に欲しくないので10年毎に滞在許可書の更新をします。
2010年は203000人の外国人にフランスは滞在許可書を発行したそうです。
もちろん1年だげの学生ヴィザ、なども含めてですがいっぱいですね。
しょっちゅう話題に出る事柄ですが、今も、やはりちと外国人が多すぎやしないか、もう少しヴィザ発行を厳しくするべきだ。
特に《家族呼び寄せヴィザ》は問題だ。とあたしが取得したヴィザの見直しが話題になっています。
何故《家族呼び寄せヴィザ》が、と申しますと。1人が滞在許可書を何とか取得します。
では、国に居る家族を呼んできますと、続々と15人ぐらい連ねてフランスに入国するアフリカンの大家族などが政府の偉い人たちが眉間に皺を寄せる原因になるわけです。
そうそう仕事は無いので、国の生活保護で生活していくわけですから。
《自由、平等、博愛》をモットーにしているフランスですが、そんなカッコいい事ばかりも言ってられなくなってきました。
昨日もリビアから脱出してきた317人も乗せた小船が沈没して250人が亡くなりました。
400$もの大枚をはたいて危険な祖国から逃れてきたって言うのに。
彼らの目的地はイタリアでした。
此処は、船で亡命する人たちのヨーロッパへの玄関口となっています。
先日のチュニジアのクーデタの時も何艘もの船がたどり着きました。
それで、なんとまあ、あのスカート見たらじっとしていられない、イタリアのベルルスコーニ首相は,6ヶ月の自由滞在を彼らに与えてしまいました。
と言うことは、ヨーロッパEC内の通行手形を貰ったも同じ、もちろん彼らはフランスにだってわんさか来ることになります。
ベルルスコーニは、現在、未成年の売春婦関係で裁判中なんですが、なにを血迷ってるんだか、ジョルジュ クルーニーに証人になってと頼んで、だけど、あーた1回しか会った事ないでしょうが。って言われて、そんでその他諸々の有名人に証人になってと頼んで居るようです。
いくらジョルジュ クルーニーの彼女がイタリア人だからって、それにもう別れたんでなかったかしら?
バチカンもベルルスコーニの事はおかんむりだそうです。
こういう人が長々首相に選ばれているイタリアって国が一番変だと思いますが。
私の様に、意味なく勝手に国外脱出したのでなく、祖国を脱出せざるおえない人々は本当に不幸です。
しかし、リビアにしろコートジボワールにしろ、他所の国がお節介しなきゃこんな大事にならないだろうになぁと思うのは間違えでしょうか。
トルコが味方しているリビアの反政府軍への武器供与に反対したのを聞いて、そーだそーだ、武器がなきゃ、石の投げっこで終わるだろうに。
トルコに賛成!と叫んだんですが、リビアの反政府軍はかんかん。
カダフィーとおいら達のどっちの味方なんだい?はっきりしてもらおうじゃないか。とトルコの支援物資も、いらん!とだだこねています。
軍事産業はビッグビジネスですから、どこの国もうちの使って、と懸命にアピールするでしょう、そうすりゃドンパチは長ーーーく続くってものです。
大国の武器戦争って言ってもいいのでないでしょうか。必ずこの世のどこかで戦争してますもの。
せっかく作った最新の武器も試してみたいし。
そのせいで、殺されたり、国を追われる人にとってはいい迷惑です。