サハラ砂漠体験

天気予報図を見るとフランス全土オレンジ色に燃えているような塩梅です。
昨日はパリで39度、外に出るとサハラ砂漠に居るようでした。かさかさに乾燥していて、太陽は最大限に燃えていてじゅうじゅう音を立てていました。
咽や鼻や目が痛いのなんのって。
 
 
あの皆が行く3千メートル以上高いエギュイ ドゥ ミディのお山の上でも13度以上になったそうです。毎年こんなの見たこと無い、気象庁始まって以来の現象。なんていう異常気象が起こりますがこの猛暑もそのようです。
皆さん、水分をたっぷり取って、シャワー浴びたりして外からも体を冷やして、きちんと食事をして、昼日中外へフラフラ出て行かないように!と注意がテレヴィ等で流れます。
そんな事言われたって観光客はボーとホテルで過ごす訳には行きません。しかし街中を観光するにはいかにも厳しい、と思いついたのが地下納骨所のカタコンベ、常時14度にひんやり保たれています。それから下水道見学、臭いのを我慢すれば18度という心地よい温度の中にいられます。こんなグッドアイディアを思いつく人はやっぱり相当居るようで、いつもにましての行列です。下水道なんて通常の3倍もの見学者だそうです。待ってる間に溶けたり、焦げたりしそうです。
せっかくこんなに暑いのに、パリプラージュは19日の日曜日で終わりました。
延長してよーという市民の声は届かず。本来パリプラージュの川岸は車道なので、いつまでも通行禁止にしておく訳にはいかんということらしいです。
私の家は基本涼しいです。それでも寝にくい夜がありました。家には開かずの窓が3つあります。どうにも暑いので、その開かずの窓を2つ開けてみたら、あら不思議クーラーをつけたみたくひんやりした空気が入ってきました。こんなアパートなので家に居れば猛暑も酷暑もやり過ごせるのですが、屋根裏部屋や最上階のアパートに住んでいる人はオーブンの中に入ってるようです。なので最近はクーラーを持っているフランス人も現れました。世の中変わったものです。昔は団扇だって要らなかったのに。