でぶ税

フランス人って小柄で、食いしん坊なくせにデブはいないわね、という評判でした。
ところが今じゃあ3人に1人がデブ又は大デブだそうです。
その傾向は若者、コンピューターやゲームが生活の中心で、ろくでもない物をつまんで、飲んでの生活をしている子達です。自業自得。
すっかり貧乏なフランス国としては、どっかでお金を作らねばと考え付いたのが、ソーダ税!本当はニューヨーク州のまねなんですがね。
人生にあってもなくてもいい甘い飲み物に対して課税することにしました。
課税することに対する相手が大企業なもんで、すったもんだしていてまだ何パーセントの課税率か決まっていませんが、2012年から開始されます。
フランスの消費税は19,6%です。水やノンアルコールの飲み物に対しては今は5,5%なのでこの税率が上がるわけです。
私は賛成!そげなもん飲まんでよい!と思いますので。
もっと大胆なことを思いついたのが、デンマーク。
『脂肪税』を作りました。
ひっ!と思わず二の腕やお腹の辺りをつかん、いくら取られるんだ!と誰しも思いますでしょう。
よく聞けば、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸を2、3%以上含む食品に対しての課税でした。
バター、チーズ、牛乳、肉、ピザなど、どれもヨーロッパ人に欠かせない食べ物です。
これは単に物価高ってことになり不満が爆発すると思います。
栄養専門家に寄ると、塩や砂糖の方がよっぽど体い悪いといっています。
ってことはそのうち、塩、砂糖という人間の必需品にまで大きな税金が掛かることになるのでしょうか?
だって国民の皆さんの健康を考えてのことです。という理由で課税してるんですから。
デンマークの平均寿命は78,8歳だそうです。あんな気象条件の国で立派なもんだと思うのですが、隣の国は79,3歳なんだからという意地が働いているようです。
肥満による病気に対する国民保険の出費が莫大なんだそうです。なのでフランスのソーダ税はいつでも赤字の社会保障へ行きます。
ハンガリーなんてポテトチップス税があるそうです。これはなんだかアホらしい。
何でも美味しい秋になりました。正当なものを幸せに食べて太るなら結構なことだと思います。
中国人のこのセンスにはいくら見ても呆れるばかり。
こげなもん食べて太るなんてとんでもない。
うんーんミャンミャン。