穏やかな日曜日

毎日1日1度は雨が降らなきゃ気がすまないパリ、この週末は皆が待ちに待った太陽が出るには出たんですが、世の中そう簡単じゃないよとばかりにやっぱり少しは雨が降るんです。土曜日にフリーマーケットを覗いたんですが、出店している人はビニールシートを掛けたり、取ったりが一番忙しかったんじゃないかという塩梅でした。
な訳で私も人様並に風邪を引きました。おまけに奥歯の横に口内炎が2つも出来て、おたふく風邪のような痛さです。気が緩んで、消毒用に飲んだワインのお供にヴィネガー風味のポテトチップスを食べたら、心臓がキュンと止まった痛さでした。ポテトチップスで心臓麻痺起こして亡くなったんですって!という伝説が残らないよう気をつけねばと心に誓いました。
なんとか太陽で明るくなった日曜日、穏やかで陽気な感じのデモ行進がありました。
セックス産業組合がオーガナイズした、娼婦、ポルノ女優、ストリッパー達の行進です。あたしらが客引きするのに罰金取るのやめて! お客さんから罰金取るのもやめて!という訴えです。プラカードには、『好きに仕事させて!』『あたしらの事はほっといて!』『あたしらは税金払っているれっきとした市民です!』
インターヴューに答えた娼婦は、あたしら良い事しかしてないのに、悪い事なんか1っこもしてないのにさ。と憤懣やるかたない様子。
先日、オランダの70歳の双子の娼婦が本を出しました。19歳から始めて早50年。もう関節炎がしんどくて,後髪引かれるおもいで最近引退したそうです。
いつも赤とピンクのテーマカラーで2人同じ服装でいたのが、客受けしたんですかね。
ブラジルの娼婦は2014年のサッカーワールドカップに向けて、今英語の特訓を受けているそうです。大変なプロフェッショナル根性です。
久しぶりに鼻かみながら1日家にいた日曜日に読んだ、楽しい記事のご紹介でした。
そういう話題はいい加減控えなさいと、東京からの声が聞こえるようです。