枝の主日の日曜日

パリの人は老いも若きもよくジョギングをします。
歩いている人の方が早いのに本人は走っているつもりの人、消防士のようにかっこよく走る人。
あたしは全くスポーツをしません。運動靴さえ持っていません。唯一体を動かすのは歩く事だけ。
田舎では、歩いたところで何処にも行き着かないので、何をするにも車。彼らは1日6歩ぐらいしか歩かないんじゃないかしら。
しかし散歩はフランス人が一番好きな娯楽です。
やはりパリジャンがフランスで一番1日の歩行数が多いそうです。
交通手段の半分以上が徒歩だそうです。
健康の為の理想では1日一万歩。と言う事は1日1時間歩くことになります。
そんなのあたしにとっちゃ屁でもありません。
でも、かなりパリの端から調子に乗って歩き続けている時、時々思い出します。
ヴァイオリニストの今は亡きメニューインが、砂漠の真ん中に立って、『ユダヤ人は40年間も砂漠の中を歩き続けて、行き着いたのが砂漠なんだからなー!』とやり切れない気持ちとケッ!アホラシ。の気持ちが混ざった感じでつぶやいてる光景です。
美しいパリだからいつまでも歩けるんだな。
昨日も次の地下鉄の駅から地下鉄に乗ろうと思いつつ、帰り道がしっかり頭の中で出来上がっているのでついつい歩いていて思い出しました。去年の『枝の主日』の日曜日も歩き回っていたな。(4月18日のブログを参照)今年は復活祭が4月8日なのでその前の日曜日の4月1日が枝の主日です。
去年貰った枝はまだ1本残っています。
 
今年貰った枝は、しゃれっ気を出してこんな事にしてみました。
 
 
 
 
 
枝を持って歩いている人をかなり見かけたので、フランス人の教会離れは世間で言われているそれほどではないのでしょうか。