夜に美術館へ行く

-La nuit des musees-

5月14日の土曜日は『美術館の夕べ』でした。
パリと近郊合わせて156箇所の美術館が19時から00時まで、の様に大人時間の開館をしました。今年で7回目です。
こういったイヴェントが決して嫌いではない私は天気も良いことだし、と夕食後ふらふら出かけて行きました。
イヴェントの時に行くのはいつも、絶対普段に行こうとも思わない、鼻も引っ掛けない所です。
今年の決定場所は『警察博物館』。存在すら知りませんでした。
パリ5区にある警察署の中の2階。と書いてあります。
オーウ、警察署の中に入るだけでも面白そうだわ。
所在は知っていた警察署の敷地内に入ろうとすると、ちゃんと敬礼して可愛らしい金髪の警察官が何しに来たの?ととぼけた質問。
あーた、もちろん博物館見学だわよ、(それ以外警察に用は無いわ)と私。
バックの中身を見もしないで見て、ハイあっち。
建物の中に入ると、なんとも感じのいい警察のスタッフの人たちが迎えてくれました。
中には、この人絶対刑事だわっていう兄さんもいて、でもあくまでも皆さんとても優しい。
不気味なぐらい。
こんなところあたし達ぐらいしか行かないだろうという予想は見事に裏切られ、中々繁盛していて、今ちょっと混んでるから10分ぐらい待ってね。
なんて言われてビックリしました。
確かに10分ほど待ってる間、あれよあれよと言う間にホールは人だらけになりました。
ニコニコ顔の警察姉さんに2階まで案内され警察博物館に到着。
混んでます。音楽まで聞こえます。
カッコいいユニホームの警察楽団のカルテット。一生懸命演奏しています。特にコントラバス。
 
 
 
 
展示物は紙、紙、紙。混んでいるのでゆっくり見ることも出来ませんでした。
やっとナポレオンのサインだけ首を伸ばして確認することができました。
ギロチンの模型もあった。ちゃんと首がごろりと落っこっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昔の事情聴衆のようす。
 
 
 
 
 
 
要所、要所に退職した警察官か退職間近な歴史好きな刑事といった感じのおじさん達が展示してある書類や手紙に付いて説明してくれます。
こういった話は面白い、しかしいかんせん長い。ずっとは付き合っていられません。
家に帰ったのは、もう00時近くでした。