味覚のサロン

5月の終わりから、6月の始めはパリ中で楽しい事をやっていて忙しいんです。
デザイナーズデイの次は味覚サロンとでも言いましょうか、要はグルメサロンです。
レストランをやっている方に招待状を頂いたので、勇んで行って参りました。
遠いんですよ、家から。
ポルト ドゥ シャンペレというパリの外れの展示会場です。
 
 
 
 
フランス全土から集合した美味しい物大会。
絶対的にフランス人は食いしん坊。食べる事が此の世で一番の幸せな事の国民だと再確認をします。
それでも、圧倒的に多いのが、チーズとソーセージ、サラミ類。どの地方でも自慢の世界で一番美味しいと信じて疑わない自分達のチーズやソーセージを作っています。
だから会場を歩いていると、『一番美味しいチーズだよ、ちょっと食べてみてよ』と声がかかります。
息を飲み込んで魂消たのは、ここはカビ屋さん?のスタンド。
全体の色取りは濃ーい茶色か黒、どろっとした緑色時々赤。
チーズ屋さんです。かなりハード、5,6年地下室のその辺に放ってあって、アッ忘れてた!と言うのを並べたみたいなおっとろしい光景です。
匂いは無し、カビの中はガサガサしたチーズだけど、こーカビにがっちり包まれていたらもう食べられる所はかなり少ないと思います。
コレをわざわざ作って、うまいじゃないかと思うフランス人はやっぱり相当な食いしん坊です。
来てるお客さんは良く見ると、ゴロゴロを引っ張ってきて買う気満々で来ている人が非常に多かったです。
手前の白い大きな丸はヌガーです。
その向こうの黄色い丸はチーズです。
こんな足、蹄付きの生ハムをどーんと買うんです。
簡単なお料理教室もあります。
まーイライラするほど愚図で困りました。
話をすると手が止まっちゃうので(フランス人に多い)益々遅い。
しかし、不気味なレシピで作ったラッシー(インドの飲み物)は意外なほど美味しかった、うちでも作ろうと胸に誓いました。
 
 
お料理作るの好きな方、お料理食べるの好きな方、楽しめます。
グルメサロンは他にも年に何回かあります。