いらっしゃい、いらっしゃ~い パリへようこそ!

フレンチオープンが終わり、ユーロ2016が始まり、でとっくにアワアワしているパリですが、見たからにスポーツ音痴の外国人もうろうろしだしたので、あー観光シーズン突入だなと実感します。何しろ天気がふざけているので(今日はブーツを履いていました)夏!ヴァカンス!という気持ちが湧き上がりません。
ここのところ、何の苛め?と神様に尋ねたくなるようなフランスでした。
例のテロから始まり、タクシーとプライヴェートの運転手付き車の睨み合い、ガソリン不足、凶暴なデモ行進、数日間に及ぶゴミの山、洪水、悪天候、連続するストライキ。
こんな様子をテレヴィで見たら、行くのや~めた。となってしまいますよね。日本人がずば抜けてそ思った人が多かったようで、昨年に比べて半分以下のフランスに来る観光客数です。え~ん えんえん。
あせったパリ市長のイダルゴさんは東京へパリ観光誘致に出向きました。
そして、観光客と言ったら中国人を敵には出来ません。パリ市長自ら中国へ赴き、”パリへ行こう!”キャンペーンをはった上、中国の50社あまりの旅行会社をパリに豪華ご招待しました。

中国人と日本人だけの所為でなく、全体的に見てもホテルの稼働率は30%、美術館や観光名所の入場者数は20%のダウンだそうです。
観光地世界一の名をどこかに取られないよう、この度、商工会議所や観光協会などが力を合わせて、
”DO YOU SPEAK TOURIST”という何ともこっ恥ずいネーミングのガイドブックを4000冊刷って接客業に配りました。お国による習慣、言葉使いなどを解説し、”ケッ、フランス人って” と言われないように。
何年住んでいても、惚れ惚れするパリって驚くことに他にもあるんですね。パリという名の町が29もあるんですって!アメリカ国内に22箇所もパリという名の町があるなんて冗談みたい。テキサスのパリにはちっこいエッフェル塔まであるそうです。国中ラスヴェガスかい。
ロンドンという名の町はこの世に6個しかないと鼻で笑ってるのが見えます。意外にもローマと言う町は20箇所あるそうです。
知らんかった。
皆さん、世界一のフランスはパリに是非遊びにいらしてくださいませ。お待ちしておりま~す。