これぞ格好いいばあさん

アンドレ ピュットマンというジジ臭い名前のいかしたバアさん。
1925年、パリ生まれのインテリアデザイナー。
白と黒のタイルのお風呂って聞けば、あーあ、あれをデザインした人?と思いつくでしょう。
ニューヨークのモーガンホテルのお風呂を白と黒のタイルでデザインして、一躍、パリのデザイナーの代表になりました。
彼女はいいお家のお嬢様で、幼少の頃からピアノ一筋の音楽家まっしぐらの人生だったんですが、はたと何やら考えてしまって、ピッタリ音楽を止めてしまいました。
不思議なのは、建築やデザインの学校に一個も行かないで、にゅりゅっとデザイナーとなれちゃったんですよ。
やはりぶっといコネが四方八方にあったんでしょうね。
プラスきちんと才能もあったもので、今は無き飛行機,コンコルドの機内のデザイン、シャンゼリゼのゲルランの室内装飾、など立派な仕事ぶりです。
最近のヒットはプレイエルのピアノのデザイン、白黒の市松模様とブルーなんていう、人目でアンドレ ピュットマンスタイルです。
年を取ると黒という色が似合わなくなると思うんですが、彼女はまだまだ黒を格好良く着こなせるんです。
今、パリ市庁舎で彼女のエクスポジションをしています。
Andrée PUTMAN
Hôtel de ville de paris
5 rue de loban 75004
2月26日まで