6人の盲人と象的ドイツって

ドイツ話の続きです。

私の周りにいる何人かのドイツ人を見ていると、世界的なドイツ人の評価は頷けます。

先ず本当に綺麗病です。普通じゃありません。

倉庫や車庫の中ですら、クモの巣どころかクモの糸一本ありません。田舎なんかにいたら、毎日掃除機でクモの巣バリバリ(こんな音がするほど丈夫な糸でできています)吸い込んでも、翌朝にはもうクモの新居が出来ているんです。

そんな過酷な条件下でも何処もかしこもピッカピカ。

ドイツ人の旦那は本当に指でツーと埃の有無を調べるそうです。もう家具見たら自動的にするんではないでしょうか。条件反射です。

近所の人は本当に隣の窓が汚かったり、芝生が伸びていたりしたら、ぐーたらしてないできちんとしてください。
と言って来るそうです。

田舎に住んでいる私の友達も、隣人がドイツ人です。

彼らは年の半分しかフランスの家には居ませんが、半年振りにドイツ人が来るとなると、友達はそりゃ会社休んでまで庭の手入れに大わらわになります。

そのドイツ人は定年退職したご夫婦なんですが、留守の半年の間もお庭も窓も完璧なんです。何故?

1年中住んでいる私の友達の家はごたごたです。

私のドイツ人の友達は毎年居間のペンキを塗り替えます。

毎年夏休みが始まるや否や、3週間子供達はおじいちゃん、おばあちゃんと海辺の別荘に行きます。その間、1年間すっかり汚れてしまって気になって気になって仕方のない壁を塗り替えます。これはきっちり決まったことです。

自慢しますが、うちの居間の壁はアパート買ってから1度も塗り替えたことありません。

冗談でなく、彼女の家に行くと天気がいい日は真っ白の壁が眩しくて居間でお茶飲んでいるときもサングラスします。

スポーツのユニホームで、異常に白いユニフォームを着ている子のお母さんはドイツ人です。そのお母さんになんの洗剤使っているの?と聞くと。あたしの使ってる洗剤と同じ。何故?

彼女曰く、よく聞かれるのよ。

車で走っていてもオヤここはもうドイツじゃないわね。と分かります。

次に本当にケチです。

だいたいドイツ人ってどっか行く時、いつもリュックサック背負ってると思います。中には水やらビスケットやら、黒パンやら、途中で小腹が空いたり喉が渇いてもカフェなんかに入って無駄使いしないように、準備万端です。

なんかのお祭りの時です。凄い人混みなんですが、皆ゴロゴロを引っ張っているんです。何あれ?と聞くとビールやワインがたんまり入ってるんですって。祭りでも飲み物持参です。

ドイツ人の飲む量はごっついですから、ゴロゴロに入れて持ち歩くんですね。つまらないケチ。

『風と共に去りぬ』って本は世界で翻訳されましたが、唯一ルーマニアとドイツが著者に印税を払わなかったと聞いた時、うんうん、だろうな、と思いました。

昨日お話した、ドイツ人、フランス人、私日本人の3人組みで話していた時。フランス人がスポーツクラブに入会すると言い出しました。月に2回ぐらいしか行かれないけど、入会したいの!

そこでドイツ人。やめれ!2回しか行かなかったら、1回いくらになると思うの?って事はあーた1時間OO€よ。アホらし!

フランス人はもちろん聞く耳持たず、翌日入会しました。
このように私が見たドイツ人を書きましたが、これは6人の盲人が象に触って、それぞれ自分が触った部分で、象とはこういうものだと言っているのと同じです。ドイツ人のほんの一部分のお話です。

ドイツのばい菌は、やっぱキュウリだ!と又言い始めました。今日で24人を殺しています。この件で今一度ドイツの事を考え直さなければなりません。