3月8日の日

昨日の続きですが、ここフランスはまだ3月8日は終わっておりませんでして、今日1日近所をふらふらしてましたが、卵の殻のかけらすら見かけませんでした。
何処の学校の子達も、あの厳しい通達を受け取ったんでしょね。
私が市場に行く道すがらにある公立の中,高学校は、ナイフを携帯している悪ガキがいたり、教育大臣が何の用があったんだか、この学校を訪問した時、大暴れしたチンピラ学生達がいて、警察がどやどや集まって、意味もなくそこいらの道全部塞いで厳重体制をひいて大騒ぎをしたり、っという校風の学校なんです。
毎年その学校の前はケーキやが爆発したんかと思うような様子になるんですが、そこも今年は何も無し。
パリじゃもう謝肉祭なんて知らない子が出てくるんでしょか。
真面目で几帳面で優しい私は、夕食にクレープを作ってあげました。
わたしは自分の為には気が向かなかったので、日本のお友達の大切なプレゼントのチヂミを独り占めでいただきました。韓国のクレープよ。と言いながら。
それで3月8日はそれだけでなく、《女性の日》です。
日本でもそうだと思いますが。
1910年にコペンハーゲンで国際女性連盟が結束されました。
男性が優しくて、女が強いというイメージのフランスですが、どっこい、ラテンの国ですから芯はかなりマッチョです。
フランスの女性の選挙権なんて男性より1世紀も遅れて、1944年にやっと認められました。つい最近です。
共働きでも家事は殆ど女性担当。スーパーでよく洗剤かなんか握り締めながら携帯で奥さんに確認してる男性を見かけます。
ちゃんと1人でお遣いも出来ないってことです。
自分の子供の年を即答できないお父さんも一杯います。
今皆が怒っているのは、賃金の不平等、社会的地位の低さ、などの男性との格差です。
でもね、元々全然違うものなんだから、同じ同じって言われてもね。
竹内久美子さんの本読んでみたらいいのに、と思います。
それからまだあります。3月8日からパリ近郊の地域はデジタルテレヴィになりました。
どんな風になるのかと、テレヴィを点けて待っていましたら、0時にチャンネルが1つずつ消えて青い画面になりました、はい終わりっと。
いつからデジタルになるんだっけ?なんて皆言ってたら,数ヶ月前から、もうええわ、さっき聞いた.ってぐらい宣伝始めました。
一番腹立たしかったのは、映画や真剣に見てる画面のど真ん中にぶっといテロップをゆったり長々流してたこと。
これで今まで、5つだったチャンネルが15だったか19だったか、沢山のチャンネルを見ることが出来るようになりました。
めでたしめでたし。