田舎の暮らし

この所ブルゴーニュの田舎に通う羽目になっていました。どうしても泊まらなければならない時は天使のような知り合いの家に泊めてもらっています。

どこのお宅も食事やアペリチフをひっかけにと何度もお邪魔はしていた家ですが、泊まるのは初めてです。

で、気づくのですが、どこの家もバスルームが異常に広い。なのにシャワーだけ。又は家族全員一度に浸かれるんじゃないかと思われるほど大きなバスタブがあるにはあるけど、作ったばかりの時に2~3度入ったといった形跡で、今では中にタオルが積まれていたりしています。

広い納戸を改造して作ったような我が家のバスルームに親しんでいる私には、歯磨きをしていてもなんだか落ち着かない空間です。

食事を作っていて、野菜くずなどを捨てるゴミ箱が無い。しょうがないからビニール袋にその他のゴミと一緒に入れたら、あ~ダメダメ!のダメ出し。

食べる物のゴミは鶏が食べるから捨てちゃダメ!

その鶏が生んだゆで卵を見てびっくり。普通の卵が発する濡れた犬の匂いがしない。豊かな穀物のような香りがするんです。

農家でなくとも、裏に鶏やカモやウサギがいて残飯整理の役をしています。

朝靄の中、パンを買いに行くのもいつもの事。以前はパン屋の車が回ってきてくれていたのにそれも無くなったそうです。

そのパンが不味いのなんの。チョイスがないから、パン屋もいい加減なパンを焼いて平気でいます。それでも、庭で採れた果物で作ったジャムを付ければ、ん~んと一口食べる都度唸っています。それぞれに家の味があって楽しい。今回はイチジクのジャムをお土産に頂きました。

パンを買いに行くから始まって、1日に何度も車で出たり入ったりしています。

車無しでは、生きていけない田舎暮らしを目の当たりにすると、黄色いヴェスト達の気持ちも分からなくもありません。

村に漂う暖炉の薪の香り、大好きな馬の香り、日暮れの空の色、全部体に詰めて帰りたいと思いながら、パリに戻る嬉しさ。

もう今日は2018年最後の日!と慌ててすっかりさぼっているブログを開きました。年々より面倒な出来事が次々起きて、余計時間が経つているのに気が付かづにいます。

神様お願い、2019年はもっと楽しい年にしてください!皆さんの分もお願いしときましたので、大丈夫、良い年になりますよ。

2019年も宜しくお願い致します。