涙と怒り

一日中点けている日本のテレヴィから聞こえるそして見られる、日本人の心底からの優しさ、心の強さ、果てしない寛大さに大いに感動させられて、いっぱいになった心を抱えたまま、テレヴィを見続けていると、オタオタした様子で、疲れきった目を伏せて、なんやまどろっこしい事をこねくり回して時間を稼いでいるんか?とイライラさせられる国の偉いらしい人たちの会見で、怒りが噴射します。
私は《悲しみ》の感情は嫌いです。《怒り》の感情の方がパワーがあってよいです。
先程、流れていた映像では、50人の認知症の方々を100人のスタッフでまんまと津波から非難させた話でした。
車椅子の人もいるのに。
日頃から訓練をして、スタッフの役割、非難の道筋などばっちり出来上がっていたお蔭だそうです。
そして、避難するにも避難先もないし、それにお年寄りにとって環境が変わることのほうがよっぽど危険であるという院長先生の賢い、人間味の溢れた考えから、全員残ることに決めたそうです。
そんな話を聞くだけで、涙がダーとなるんですが、それにも増して私の大好きな方言で話すもんだから、もうドバーーーーと止まりません。
それで気が付いたんですが、ドバーーーーーと涙が出ると、マラソンした後みたく、胸がざらざら痛くなるんですが、何故でしょう?
声を出したり、嗚咽したりしながら泣いてる訳ではないんですがね。
泣くことに慣れていないので、変なとこに力が入ってるんでしょうか?
もう早く涙を出さなくていいようになって欲しいもんです。