不可思議と瞬息

これじゃあ、もう日本へ行かれないわ。
1ユーロほぼ100円計算ではないですか。
ディズニーランドより100円ショップの方が興奮するうちの息子は、100円ショップの商品いちいちに、これバゲット1本より安いんだよ!と毎回たまげていたのに。
これは非情によろしくないです。
しかし日本から旅行に来る方はウハウハですね。あーらこれ100円ショップより安いじゃないの。となる訳で。
税金もろくに払わないで自分のことばっかりの国民で出来上がっている国ギリシャのとばっちりはドミノ倒しの勢いです。
フランスでは大手銀行の格付けが引き落とされるし。
とうとうイタリアは中国に国債を買ってくれるよう泣きついたようです。
もちろんイタリアは『まっまさか、そんなこと中国に頼むわけないじゃないですか』と否定していますが、ならば、『中国の人どうして来た?』とか『2週間前、何であんた達も中国へ行った?』と聞かれれば、『イヤービジネスの話とかー』、ムニャムニャムニャ、もぞもぞもぞ。
ここはイタリア早まったことしないで、踏ん張って欲しいのもです。
最近のニュースは、株がどうなっちゃった、国債がどんなことになっちゃったとか出てくる数字が大きいこと、大きいこと。
日本語の数字の位の呼び方ってセンスがあります。
あたしのお気に入りは10の64乗の位、『不可思議』。
それと10のマイナス16乗の位の『瞬息』。
素敵なネーミングだわ
ノルマンディー地方で、火曜日に宝くじが大当たりした人が出ました。14回分の当選者なしの賞金が貯まりに貯まって1億6200万ユーロです。
この辺りであたしにとっては既に『不可思議』の世界です。
私のように目くらましされたように、ボーとなってしまう庶民は他にも居るようで、例えばね、と例題をだしてピンとさせてくれます。
4トンの金が買えるそうです。或いは、3台のエアーバスA320が買えるそうです。或いは、稼ぎ頭のサッカー選手のゴルキュフの36年分のお給料だそうです。
さっぱりピンときませんが。