パリの動物園

パリジャンが動物園へ行こうと思ったら先ずはヴァンセンヌの森の動物園。6年間工事の為閉鎖していて、2014年に再オープンしました。気になりながらも、行けずに2年。やっと先日行ってきました。

なんだか何処もつるつる綺麗で動物園らしくなく、そっけない感じ。物足りなくて、日を改めて植物公園の中の動物園にも行ってきました。

動物園で一番好きなのはあの動物達の匂い。きっと私は前世は動物園に寄生していた雀かなんかだったんだと思います。
ヴァンセンヌの森の動物園は1934年のオープン。ここ植物公園の動物園は1794年オープンの世界最古の動物園の1つです。


この動物園の素敵な所は、動物達の小屋がレトロですっごくかわいらしいのです。私も此処に住みたいと羨ましい限り。

そして古いだけあって、色々な逸話があります。
フランスで始めてのキリンが来たのもこの動物園です。このキリンはシャルル10世がエジプトから貰ったプレゼントです。エジプトからマルセイユに船で到着したキリンは、なんと780KMの道のりを歩いてパリまで来ました。道々そりゃ皆を仰天させた、大スペクタクルだったことでしょう。
未だ1歳のキリンちゃんに、動物園の園長さんや憲兵の付き添いに混じって牛も3頭同行しました。キリンちゃんにミルクを提供する為です。要は乳母。
ゆったり、ゆったり7ヶ月ぐらいかけてマルセイユ、パリ間を歩いたキリンちゃんは18歳で天昇するまで、ずっとパリの植物公園内の動物園で過ごしました。

セーヌ河の横、オステルリッツ駅の前、車がブンブン通るパリ中ですが、17世紀、ルイ13世の薬草園が始まりという歴史深いこの植物園もそして園内の博物館も動物園もオアシスのようです。深呼吸をしにいらしてください。

 

 

2月13日と2月14日

2月14日のヴァレンタインデーの夕方、地下鉄に乗っていましたら、すっごい混みよう。本も読めないので人間を見てみたら、オサレしたカップルが殆どの中、皆でお揃いに頭に赤と黒の羽をくっ付けたガールズのグループが楽しくてしょうがないといった賑やかさを振りまいていました。はは~ん、これか。ヴァレンタインデーなんて糞食らえ!女の子達でパーティーした方がよっぽどよか。という女子が増えていると聞いたので、頷いた訳です。よくよく観察してみれば、年齢は20代後半から30代半ば、皆それなりにチャーミングな子達で、寂しいお一人様という感じではないのです。

14 fev 2016 004ロマンチック1等賞のフランスでは、70%以上のフランス人がヴァレンタインデーに何かしらするそうです。王道はお花をプレゼントしたり、シャンパン飲んだり、最近では日本を真似てチョコレート屋さんが張り切っています。レストランもヴァレンタインスペシャルメニューを用意し、女性の為にバラをプレゼントしたりと大イヴェントとなっています。何しろ”ラヴ”に関してはスペシャリストのフランス人ですからに。

14日の朝、近所のお花やさんに並んでいる男性の行列の中に辛抱強く順番を待っている知り合いを見つけて微笑ましく思いました。もう結婚30年位なのに、嫁の為に朝からお花屋さんの行列に並んでいるなんて。

 

フランス人男性がヴァレンタインデーに一番したい事、それはもちろんアレです。一晩に3回はしたいので、ディナーにはごっついステーキが食べたいそうです。

2月13日はアメリカで流行った、”GALENTINE’S DAY” ショッピングやエステやカラオケなど女子会で弾ける日。
又は、不倫カップルの”愛人の日” でもあるそうです。何故いちいち”OOの日”を作らなきゃいけないのか分かりませんが。
ヴァレンタインデーなんてアホくさ、こっ恥ずかしいたらありゃしない、と思うのは、独り身の人で40%以上、カップルの人では4%だそうです。

べたべた熱いフランス人がいるかと思いきや、日本やアメリカでは ”一人婚” というのがあるそうですね。どうせ嫁には行かないけど、花嫁衣裳は着たいのよ、という方の為に。一人で花嫁になって、写真撮影して、豪華ディナーをして、そして、『もうあなたはご自分と結婚なさったのですからいいのですよ、あなたはもう選ばれたのですから』と心を落ち着かせてくれるそうです。やりたい事を何でも一人でガンガンやっていく女!凄いな、強いな。
これじゃ、今時のボーイ達は太刀打ちできないわ。

しかしながらラヴラヴなヴァレンタインデーがいつまでもスペシャルデーに盛り上がる世の中であって欲しいものです。

追伸、キフキフパリも ”ブライダルフォトツアー イン パリ” をオーガナイズしています。”ソロブライダルフォトツアー イン パリ” も張り切って承ります。あ~面白そうだな。是非是非どうぞ!

 

ルイ ヴィトン物語

最近は若いパリジェンヌも結構持っているルイ ヴィトンのバッグ。その歴史を知れば、世界の一流品になったことに納得します。
2015年の9月から11月1日までという短い期間のそれまた土、日のみに、パリ郊外のアニエール シュル セーヌという街にあるヴィトンの本拠地が予約制で一般公開されています。

vuitton 001やっとこさ予約が取れたので、友達が出演するコンサートもすっぽかして行ってきました。
パリ郊外と言っても地下鉄で行かれます。13号線のガブリエル ぺリの駅を出て、パリ郊外独特の街並の中を歩く事10分弱。

 

 

 

 

vuitton 023創立者のルイ ヴィトンさんは、山の中の建具やの息子。利発なルイ君は16歳の時400KMの道のりを歩いてパリまで行きました。

直ぐに旅行カバンやの丁稚奉公に入ります。父親譲りの手先の器用さを発揮して、1854年に独立。歩いてパリに到着して17年後です。
リサーチ力、マーケッティング力、想像力に長けていたルイさんは、それまで端が丸くなって、盛り上がっていた旅行ケースを平らでかっちり長方形にし、積み上げやすく、中身も詰めやすくしました。

 

 

これが大受け!商売繁盛ウハウハになり、もっと広く、しかもパリから遠くなく、トランスポートにも便利な所と探して見つけたのが、ここアニエールの土地です。近くを流れるセーヌ川のお蔭で出荷も楽々。

vuitton 0201859年にここアニエールにヴィトン家の住まいと工場ができました。今でも特別注文の商品はここのアトリエで製造しています。後はギャラリーと自宅をこうやって見学できる訳です。

 

 

 

 

ルイさんの息子、その又息子も賢く後を引き継ぎガンガンブランドを大きくしていきました。今でも大グループLVMHの陰にヴィトン家の人間が存在しています。

vuitton 006ギャラリーに展示してある旅行ケースは色々な形をしています。車に積む場所に合わせて造られた物です。どれも車の屋根や後ろや横など車外に付けられていた物です。100年以上経った今でもびくともしない頑丈さとエレガントさを持つルイ ヴィトン。
なるほどね~ぇ。

 

 

 

残るは、10月24,25,31,11月1日のみです。興味のある方ネットからの予約ですのでトライしてみてください。お手伝いが必要な方はキフキフパリまで。

 

 

モンマルトル葡萄収穫祭2015年

大人気のパリのイヴェント、モンマルトルの葡萄収穫祭が10月7日から11日に開催されました。

へぇーあんなちっこいパリにワインができるような葡萄畑なんてあるの?

salon du lmariage et fete 032ええ、あるんですよ、それも10箇所ぐらいあるんですからに。その中でも最古の畑がモンマルトル美術館の裏の丘の斜面に広がっているブドウ畑。944年には既に葡萄の木が植わっていたそうです。多分修道院の畑だったのでしょう。細々と近所の人達が葡萄畑を維持していたのですが、1928年に葡萄の木が病気にかかり全滅!

絶景の空き地を放っておくボンヤリさんはいません。しゅてきなマンションを建てて一儲けしようとプロモータが動き出したのを察知した住人は大反対、パリ市にもう一度葡萄畑を作ってくれと請願しました。

聞き入れた物分りの良いパリ市が2000本の葡萄の木を植えたのが1933年。そして翌年1934年からモンマルトルの葡萄収穫祭が始まりました。今年で82回目です。

10月に収穫した葡萄は畑のある18区の区役所の地下で醸造されます。3月に瓶詰め。10月の収穫祭の時に飲む事が出来ます。

年により違いがありますが、700本から1000本位しか出来ない貴重品です。美味しくないのが玉に瑕。

salon du lmariage et fete 035今年の収穫祭に行ったのが、お天気の良い土曜日の夕方。もう麓からのケーブルカーに乗るのに大行列です。

丘の上はワインの瓶を抱えてご機嫌な人達で、前に進むにも、亀もチッとイラつくぐらいの大渋滞。うさぎの私は気絶するかと思いました。

こんなイヴェントを大人たちが大いに楽しんでいるのがヨーロッパのいいところだなと、大きな大人の私は喜んでいます。

エッフェル塔が一番!?

エッフェル塔が一番!?

ndp   bateau 003キフキフパリが提案しているパリ観光のメニューの中にもエッフェル塔搭乗はやはり入れてあるのですが、これまた中々予約が取れません。それもそのはず年間700万人以上の観光客がエッフェル塔の天辺目指して来るのですから。たまげることにコレは世界一の観光スポットではないらしいです。

 

 

エッフェル塔の前売りチケットを予約するには、希望日の約2ヶ月前の決められた日にちに時計を睨みながら5,4,3,2,1、それっと8時30分にパチンと予約ボタンを押さないと、あっという間もなく売り切れになります。

5月のある日、あまりにもスリが多くて手に負えず、危機感を感じたエッフェル塔は数時間クローズしました。そんなストレスフルな思いをしてやっと前売チケットをゲットして、カルカッタやアリゾナあたりから来た観光客はガッカリなんてもんじゃありませんでした。

2ヶ月以上前にご予約頂ければエッフェル塔に搭乗するのも夢ではありませんが、”んな無理ですがな~”のお客様には、私どもキフキフパリとしましては、モンパルナスタワーをお勧めしています。タワー本人が無様なのでそれを見なくて済みますし、エッフェル塔がどんなに美しいシチュエーションに建っているかが見られて感動できます。

tour eiffel chanpagneエコロジーの流行に乗って、最近エッフェル塔も1階と2階の間の空間に風力発電用の羽目を2枚取り付けました。これで1階のお土産やさんの電気代が浮いたそうです。全体的に見てミミズの涙ほどの事だそうですが、ゼロよりいいだろうよ!と言う事です。何しろ皆が口をぽっかり開けて見惚れるシャンパンフラッシュは相当の電気を食いそうですからね。

 

あのエッフェル塔が世界一の観光スポットでなくて、では何処さ?と調べ始めたら、胡散臭い調査結果報告のサイトにぶち当たりました。

世界一美術館がある街はモスクワ

世界一図書館がある街はパリ

世界一アートギャラリーがある街はパリ

世界一物価が高い街は東京

世界一レストランがある街は東京

なんか納得いかないな、と眉間にふか~い皺を浮かべてるうちに観光スポット世界ナンバーワンを探すのを忘れました。 そのうち報告します。

 

 

 

 

 

ヴォルテール

pantheon 005パリの新聞社シャルリー エブドが襲撃されて、大きな大きなデモの様子をテレヴィで見ていて、『私はシャルリー』に混じって『我らヴォルテールの子供』とか『ヴォルテールの国』とか書いたプラカードが目に付きました。何故ヴォルテール?と無知丸出しのはてなをほっといたままでした。ヴォルテールと言えば、まず百科事典を作った人でしょ、啓蒙主義の哲学者でしょ、ぐらいしか浮かびませんでした。

 

 

 

pantheon 002今日久し振りにパンテオンへ行きました。あの広大な空間が私は好きです。いつも空いているし。
あー気持良いと暫く天井をひっくり返りそうになりながら眺めてから、ほんだばと地下へお墓参りに降りていきました。すると、今ここは見学できませんと係りの人が通せんぼします。『何故?』『これからカンファレンスが始まりますから。』『何の?』『ヴォルテールの寛容論と啓蒙についてです』『誰の為に?』『どなたでも参加できます』『じゃあ私参加します』『ハイどうぞ』

 

 

 

pantheon 004ヴォルテールの専門家のパリ大学の教授のお話が始まりました。最初は耳をうさぎにして聞いていたのですが、何はともあれ寒い。地下納骨堂の中、ヴォルテールのお墓の横です。外はいいお天気なので裸足でサンダル履きの足はポキンと折れるほどに凍ってきました。

 

 

鼻水を垂らしながらの1時間半のお話で、あのプラカードの意味が解りました。『私はあなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命を賭けて守る』とは今の彼の態度だった。という名言からだったんですね。要するに、表現の自由、言論の自由を謳っている訳です。あ~1つ利口になったと嬉しかったです。
ついでに、前フリーメイソンを見学に行ったとき、ヴォルテールはベンジャミン フランクリンの紹介でメンバーになったと言っていたな、と余計な事まで思い出す事ができました。

pantheon 001パンテオンとは、重病から回復したルイ15世が、パリの守護聖女ジュヌヴィエーヴのお蔭で治ったと思い込み、お礼に建てた大聖堂です。ローマのサンピエトロ大聖堂に負けないように立派な物を!という命令まで出しました。今ではヴィクトル ユゴー、アレクサンドル ドュマ、エミール ゾラなどが眠っています。

 

おかしいのは、ヴォルテールと仲が悪かったルソーのお墓が2人向き合って安置されているんです。そして、マリー キュリー婦人と旦那のピエール キュリーのお墓は2段ベットみたく重なっているんです。それも4人部屋なのに、2人だけで1部屋を占領しています。按配を考えた人の配慮にゲラっとします。

パリ観光では日本の方はめったに訪れないパンテオンですが、フランス文学ファンの方には感動のスポットだと思います。

ルイ ヴィトン ファウンデーション

lv 035最近のお気に入りの場所、ルイ ヴィトン ファウンデーション。
10年以上かけてやっと完成、2014年10月27日にオープンしました。
凱旋門の上から見ていて、あーもう直ぐ出来るなと待ちわびていました。

 

 

玉に瑕は家から遠いこと。遠足気分の気構えで出かけます。乗り換えが悪いと1時間は見なければならないのですが、先日はもう帰らなければ、帰らなければと思いながらずるずるいた所為で、慌てて出た所の目の前にポルト マイヨー行きのバスが丁度来ました。その後の地下鉄もピッタンコ。なんと30分で家に着きました。

ブーローニュの森の中にあり、150年前ナポレオン3世の命令で造られた遊園地であるアクリマタシオンの続きにあります。ルイ ヴィトンの入場券でアクリマタシオンの中にも入れますので、お天気ががいい日はお弁当持って1日遊べます。

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lv 039展示品はシャンゼリゼ通りのルイ ヴィトン店の最上階にあるアートスペースの作品のテイストなので、よー分からんのですが、建物が楽しい。
カナダ出身のフランク ゲーリー作。
スペインのビルバオ グッケンハイム美術館を見たときから、ヒョー好き好き大好き!!と恋に落ちました。
ゲーリーの作品は脱構築主義と言われているだけあって、どこがどうなってんだか、上と下が逆さになっていたり、くねくね、クルクル、丸も四角も三角も重ね合わさっている楽しさ。そりゃ製図になんてに描けない事でしょう。まるで忍者の家みたいで、中に居たら気分が悪くなるんではないかと思うような外観です。

 

 

 

日本では神戸のビッグフィッシが有名ですね。震災にもびくともしなかった魚です。その魚シリーズの照明器具もヴィトンの館内のレストランで使われています。

建築科の学生の時先生に、”君は何でも出来ると思うけど、建築だけはいかん、止めた方がいい”と言われたそうです。そんな彼はあらゆる賞を取り、高松宮殿下世界文化賞も受賞しています。

ゲーリーのデザインしたティファニーのジュエリーも私の欲しい物リストに入っています。

lv 043段違いに複雑に設計されているテラスも気持がいいです。エッフェル塔側が開いていないのが残念無念ですが、夏はビアーガーデンにして欲しいロケーションです。

 

 

 

凱旋門からシャトルバスが出ていますし、最寄の地下鉄サブロンから高級住宅地を散歩しながら行くのも楽しいです。是非パリの新名所ルイ ヴィトン ファウンデーションへ行きましょう。

2014~2015年にかけてのパリ

さてさて、31日何処にお客様をご案内しようかと調べていて、ムカムカしてきました。エッフェル塔のレストラン ジュール ベルヌが800€!プラザアテネは1500€!!翌日1日のブランチが215€だと~ぉ。オペラ座横のカフェ ドゥ ラ ペが495€。どこも気は確かかと疑うような大晦日スペシャルディナーの値段です。

結局、サーカスディナーにご案内し、懐かしい本物のジプシーサーカスを楽しみました。

revelers-photograph-fireworks-over-the-43c3-diaporama arc de triomphe今年は、パリ初の試みで凱旋門にマッピング ヴィデオのショーが31日の23時45分から行われました。

 

 

 

ホモのパリ市長の次を受け継いだ女性市長は、『よその国は花火だとか大晦日のイヴェントを世界中にテレヴィで映してハッピーニューイヤーの挨拶をしているのに、パリだけは何もしていない、なんかパリらしく格好いいのやりたい!』と意気込んだそうです。

なので、シャンゼリゼ通り沿いの地下鉄は早くからクローズ、警察も1700人以上で警備にあたりました。

ガラス瓶、アルコールの携帯禁止、反則者は135€の罰金を科せられました。

毎年恒例の燃やされる車数は今年は940台と昨年より12%少なかったそうです。

なにしろ全国で90000人以上の警察、軍隊、消防士が出っ張っていたそうですから。

先ずは、無事新年を迎えられた事に感謝をし、本年もよろしくお願いいたしますと皆様にお願いするばかりです。キフキフパリスタッフ一同ペコリ。