”マレ地区”って聞こえは良いですよね。17世紀にアンリ4世が美しきヴォ―ジュ広場を造ってマレ地区=沼地が大きく変貌し、息子のルイ13世の時代になると貴族達の流行の地区となり次々に今でも残る貴族の館が建てられました。
その内,移り気な貴族達はマレ地区はもう古いと、新しく流行りだしたサン ジェルマン デ プレの方に引っ越して行き、あれよあれよとマレ地区は陰となりました。
18世紀のフランス革命で、その貴族の館は没収され、職人達の工房や商店となり、すっかり様変わりをしたマレ地区。
19世紀では、パリ一番不衛生で貧しい地区とどん底になりました。そのどん底マレに住んでいたのは、東ヨーロッパから流れて来たユダヤ人達です。彼らは毛皮屋や古着屋を生業としていました。
20世紀に入ると、どこにでも出没する中国人が大挙して住みはじめ、今でも小さなチャイナコミュニティーがあります。1960年、時の文化大臣のアンドレ マルローが今の様にマレをオサレな地区に蘇らせた訳です。

21世紀の今、マレと言えば、ユダヤ人、ゲイ、現代芸術のギャラリーと直ぐに連想します。あらブティックだったのに無くなって工事していると思ったら、その後は殆どが貸しギャラリーになります。っという事は儲かる商売なんですね、きっと。私もやりたい貸しギャラリー。

歩けばギャラリーにあたるマレ地区の散歩は気軽にアートに触れられ、すっごく得した気分になること間違いなしです。
一見ちと入りにくいのですが、受付の人はドアを開けて入った時に、してんだかしてないんだかの挨拶をする位で、後は知らん顔、ほっといてくれます。
人も少ないし、無料だし、訳の分からん”芸術作品”であってもそれはそれで楽しめます。なんだこりゃ?と傾げる作品が今をときめくアーティストの作品だったりして、もう一度驚いたりするサプライズでもあれば、あ~今日は実に実りのある一日だった!となるでしょう。

是非、マレ地区ギャラリー巡りを体験してみてください。