ふんとうに、いつまでこんな天気を続けるつもりなんだか、パリは酷すぎます。
おー太陽が出た、と上着を脱いで気を抜いていると、どよ~んと黒い雲が出てきてぶるっと寒くなり、へくしょんとくしゃみが出ます。
こんなに天気に裏切られてばかりいる日にぁ外で遊ばないで、中にいましょう。

925 041例えば、近代美術館。ソンキャトルと共同でキース へリングの大展示会をしています。
マンガみたいな模様を使うフランスのデザイナーでジャン シャルル ドゥ カステルバジャックはキースと仲良しだったそうです。

 

 

キースがパリに来るといつも彼の家に来て、子供達と遊んだり、お風呂場に絵描いて行ったりしたそうです。

 

知り合ったきっかけは、シドニー ピカソの紹介で、キースがカステルバジャックのコートをマドンナにプレゼントする為に彼に会いに来たからだそうです。すっごい豪華メンバー。

カステルバジャックはもちろんバスキアとも仲良しです。
バスキアとキースは2大ストリートアーティストでかなり似た者同士のようです。悲しい子供時代を過ごし、80年代のニューヨークに居たという共通の土台が彼らのようなアーティストを生んだんでしょうね。2人とも誰にでも絵を描いてあげたそうです。元々その辺の壁に描いていたんだから、はい1枚描いたからなんぼって感覚はないのでしょうね。描かずにいられない獣のような欲求があったのではないでしょうか。
個人的には断然バスキアが好きです。先ずキースの外見がそそられませんがな。

実物の絵の横にヴィデオが置いてあって、作製風景を見られるのですが、壁一面の大きさの絵を描くのに、三脚を登ったり、下りたりしながら殆ど全体的には見ないでぐいぐい描いていくんです。もう何かに捕り付かれているとしか思えません。
もっと驚異的なのは、ペンキを紙コップにどばっと入れて直接描くという、私が壁塗りする時と同じ要領なんですが、手に殆どペンキが付いていないんです。
私などは、手袋がべたべたくっ付いてしょうもなくなるほどペンキだらけになるっていうのに!!
常に、ヒップホップの音楽をガンガンかけながら描いていきます。その線のリズムが音楽のリズムと結びついているようです。

先日、ニューヨークのスリスティーズでポロックやバスキアなどの作品の売り上げがコンテンポラリー アート界で史上初の天井破りの売り上げになったそうですね。
彼らの作品がいつまでも人気があるのは、言いたい事をユーモアに描いているからだと思います。何につけユーモアの感覚、これが一番大切だと思います。

キースのユーモア一杯の中からの彼のメーセージを読み取ったら、お隣のパレ ドゥ トウキョウへ行きましょう。横のお庭の方へ廻って行くと、シャネル5番のエクスポジションをしています。しかも無料!!

925 017入った所は裏路地みたいですが、わざわざ此の為になんや偉い人が造ったお庭だそうです。エクスポジションが終わったら、パレ ドゥ トウキョウにそのままあげるそうです。まぁ貰っても、『あっそーどーも』ってな感じですが。

925 024シャネルの5番にまつわるエクスポジション自体、なんか無理やりのような感があるのですが、気取った雰囲気に浸るのも悪くありません。

 

 

 

 

キース へリング (8月18日まで)
LA MUSEE D’ART MODERNE
 
シャネル5番  (6月5日まで)
PALAIS DE TOKYO