定期的にチェックしているアンリ カルティエ ブレッソン財団の展覧会。今は高梨豊の写真展をしています。
高梨豊は50年代からコマーシャルやファッション関係で活躍した流行にのった写真家。
お顔からは想像できないオサレなことをなさっていらしたようです。
『都市』がキーワードだそうで、展示されていた写真もイヤー懐かしいわーと、ワーワー言いながら見ていました。
 

 

中央区佃2丁目の小汚い家の玄関とか、紙のフタの壜の牛乳を朝、駅でのけぞって飲んでいる人とか、金魚すくいが常備されている駄菓子やとか、壁が見えないようなカオス状態の金物やとか。
日本人の中に本来潜んでいる気取らないぶっちゃけた性質や片付けが下手な特性、頑固な貧乏さが写真の中で面白く見られました。

アンリ カルティエ ブレッソン(H.C.B)と言えば、日本人なら木村伊兵衛を連想されると思います。
日本のH.C.Bと言われていた人です。共にスナップ写真の名手。 2人はパリで友達になりました。
『木村伊兵衛のパリ』という50年代に発行された写真集を見ると、もともとその時代を知らないので、ワー懐かしいわーとはならないのですが、なーんだなんも変わって無いじゃないのさ、と違う感動をします。

H.C.Bと高梨豊と木村伊兵衛の3人の共通点はライカ!
私はこの名前の響きが好きで今度犬を買う時はライカにしようと決めています。

このH.C.B財団はもともとH.C.Bのアトリエです。
モンパルナスのひょいと行き止まりの横道にあるアトリエ。
大きすぎて写真に納まりません。

展示会をしていない上の階は、好きにして!と言う感じの大きな空間が用意されています。
いつもがらんとしていて、ここに住みたいわと思います。

パリで活躍している芸術家が大いに恵まれていた、又は恵まれていると言う事実を信じ込みそうな環境です。