今でならデザイナーズマンションていうことになるであろう、コルビュジエ作のアパートが木曜日、火事になりました。
マルセイユに建つ、50年代代表のアパートで1995年には歴史的建造物に指定された建物です。
アパートといっても、『垂直な村』というあだ名が付いたように、なんでも建物の内部に揃っています。学校、商店、ホテル、体育館、プールなど。

コルビュジエ独特のコンクリートでできているのに、メゾネット形式で、アパートが階を経て組み合わさっているので,消火に手惑い11件が全焼、30件以上が大損害をこうむりました。

パリ16区にもコルビュジエのアパートがあり、今でも一般人が住んでいますが、実際彼の家族が住んでいたアパートは見学できます。

壁がドアと兼用だったりおもしろいカラクリが楽しいです。光をとても大切にしていた為、窓も大きく大きく取ってあります。
でもなんだか寒そうな、コージーな感じはしないアパートです。

パリの外れの国際大学都市のスイス館も一目で分かるコルビュジエの作品です。
世界中から集まった留学生が住んでいます。

コルビュジエだけでなく、パリの地下鉄の入り口で有名なアールヌーボーの大御所、ギマール作のアパートに実際住んでいる人もいるんです。

古い高級住宅地のパリ16区にギマール作品がごっちゃり在ります。

フランスのアールヌーヴォーの傑作、カステル ベランジェの玄関。
1898年にパリベストファッサード賞を貰いました。
フル二エ未亡人がギマールに注文して造られた36戸あるアパートです。
今でも人が住んでいます。

外壁には龍の落とし子や悪魔顔や猫や色々愛嬌のあるものが付いています。
ちょっとした所がなんせ凝っているんです。
建物内部もステンドグラスや、階段や窓枠の手すり、暖炉の飾りなどにギマールのこだわりのお遊び心が散りばめてあります。
そんな中で生活するってどげなこと?

道の名前の標識もギマール作。

 

 

 

 

 

 

コルビュジエにしろギマールにしろ作品は沢山あるのですが、そこに住むってどんなに特別だろう。
普通デザイナーズマンションって、いたって住みにくいらしいけど、そこかしこに見られる茶目っ気が嬉しいだろうなぁ。
一生家から出ない、という決心ができそう。